拾われて飼い犬になってからも、スラム街の野良動物たちに食べ物を運んでいた犬

ブラジルのスラム街の一角に、真の友情というものを体現して暮らしている野良の動物たちがいます。一匹の犬が人間にもらった食べ物を持ち帰り、仲間の犬、猫、親鶏とひよこに分け与える生活です。

特筆すべきは、このお世話係の犬は運良く拾われて飼い犬になってからも、家を抜け出して仲間のお世話を続けていることです。飼い主さんが夜中にいなくなる犬の後を追い、事の次第を理解するまでを追って見てみましょう。

Every evening the dog carried away food to someone, the hostess was shocked to learn the truth

なぜ、夜中にいなくなるのかしら?

(画像はYouTube:REAL FACTSより)

ブラジルのスラム街に暮らすこちらの女性は、ある日、野良犬を拾いました。性格も良く懐いてくれて、一緒に暮らすのに何も問題のない犬です。

ところが暫くして、この犬が毎晩同じ時間に出かけ、遅くにまた家に帰ってきていることに気付き、女性は不思議に思うようになります。


(画像はYouTube:REAL FACTSより)

女性は犬の後をついて行ってみることにしました。

すると、家から数分のところまで犬は歩いて行き、そこにビニール袋に入れたエサを持った女性が現れたのです。犬は少しだけ食べ、その女性を見上げると、その人は袋の口を閉じてくれました。犬は袋を口にくわえ、バイバイと言っているかのように尻尾を振って去っていきます。

飼い主さんは、この女性に事情をきいてみました。女性は驚きながらも答えてくれました。


(画像はYouTube:REAL FACTSより)

女性はこの犬のことを何年も前から知っているけれど、自宅で飼うことのできない事情があるため、ここ数年は同じ時間に同じ場所で餌をあげているとのこと。犬はいつも全ては食べきらず、どこかに残りを持って行っているそうです。

翌日の晩、飼い主さんは犬がエサを運んでいく場所までついて行くことにしました。


(画像はYouTube:REAL FACTSより)

犬が向かっていたのは、スラムの中の人気のない場所。そこで犬は、お年寄りの猫、二匹の犬、ひよこを連れたニワトリに食べ物を分け与えていたのです。

事情は分かりませんが、放置されるに至った動物たちがこの場所に居つき、中でも余力のあったこの犬が養っていたようです。自分だけ可愛がってくれる人間を見つけても、決してそれを独占しないとは、なんと心優しい犬なのでしょう。

英語には”sharing is caring”という諺があります。分け合うことは思いやること、という意味で、子供に説いて聞かせることもある諺ですが、それを犬が体現しているとは驚きです。愛に溢れた分かち合いの様子に、とても心打たれました。


海外の人々の反応を見てみましょう

・信じられない。このお話が本当なら、犬は人間よりも人間性が高いということだ。

 ↑人間でも同じようにする人はいる。全員じゃないけど。ホームレスでも同じようにする人はいる。全員じゃないけど。

 ↑動物の友情は人間と違って、「墓場まで」続く。状況が許せば、本来は獲物である動物相手でも友情は成立するんだ!

・涙が出たよ。犬や動物が大好きだ。

・なんて素晴らしい犬なんだ! もっと多くの人間がこの犬のようであればいいのに。天使のような犬に幸いを。君は立派だよ。

・この犬から学んだことは、友情とは家族とも言えるということだ。家族とは、誰も取り残されてはならないし、ましてや忘れられてはならない。

・これは動物から人間に宛てたメッセージなのではなかろうか。賛成する人?

・こんな世の中では、ちょっとした親切が大きな力になるんだね。素敵な話だ。アップロードしてくれて、ありがとう。

・親切な女性は、何も知らずに毎日エサをやっていたんだね。こんないい話は聞いたことがないよ。伝説になるよ。

・本当かな…フェイクだったりして…でも、人間にとって教訓にはなると思う。

コメント引用元:YouTube

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