西オーストラリア州カルグーリー警察署で、警官と警察犬が一緒に腕立て伏せをしています。警察犬としてのトレーニングではなく、メンタルヘルス啓発月間のイベントの一つですので、ワンちゃんは正確には腕立て伏せはしていません。それでは一体どのように参加しているのでしょう?
カルグーリー警察署の考えた犬の腕立て伏せに戸惑いを隠せないウィスキー君の、それでも頑張る健気な姿にクスリと笑い、元気づけられます。メンタルヘルス啓発月間にふさわしいウィスキー君の活躍ぶりを、ご覧ください。
Drug-Busting Police Dog Participates in Push-Up Challenge
伏せ、お座り!

こちらは西オーストラリア州のカルグーリー警察署。警察犬のウィスキー君と「同僚」の警官2名が、腕立て伏せをするそうです。
なぜ警官が腕立て伏せを公開しているのかと言いますと、メンタルヘルス啓発月間のイベントの一つ、腕立て伏せチャレンジに参加しているからです。オーストラリアでは、2018年に15~44才の自殺者の数が3046名を数えたそうです。そのことを認識し、運動を通じて精神的に元気になれるよう、3046回の腕立て伏せを皆で行うこのチャレンジが始まったとのことです。
さて、犬のウィスキー君はどのように「腕立て伏せ」に参加するのでしょうか?

「伏せ!」
警官が上体を下げると同時に、ウィスキー君も伏せ!

「お座り!」
警官が上体を戻す時には、ウィスキー君はお座りで起き上がります。カルグーリー警察署の皆さん、考えましたね!
号令にはきちんと応じるものの、同僚たちの変わった動きに明らかに困惑しているウィスキー君、ちょっと落ち着かない様子です。

腕立て伏せは順調に続きます。気の毒なウィスキー君はやっぱり何が起こっているのか分からず、隣の警官の腕を舐めてみたり、後ろを振り返ってみたり。気付いたら、右側の警官にほとんどくっついているではありませんか! 実は不安な気持ちを抑えて参加しているのだとしたら、健気ですね。
メンタルヘルス啓発月間と警官の組み合わせでは、ともすれば重苦しくなりがちなところを、警察犬の可愛い仕草のおかげで和める腕立て伏せになりましたね。重要なテーマのイベントで、きっと伝えたい思いがあったであろうカルグーリー警察署の皆さん。みなが笑顔になれる形で発信されて、素敵だと思いました。
海外の人々の反応を見てみましょう
・伏せ、お座り、伏せ、お座り…号令をかけてあげてる! すごい可愛い。
・警官:お座り。 犬:いわゆるお座りのことだろうけど、しゃがんだままとも解釈できるね。
・うわ~~~~、可愛い! 背中が空いているから、絶えず後ろを振り返って、危険がないか確認しているのがいいわね。なんて訓練の行き届いたワンちゃんなのかしら!
↑私には「警官たちが床から起き上がる前にドアの方まで行けるかな」と思案しているように見えたよ。
↑同じく!
・この動画、いいね! 毎回号令のこだまが聞こえる度に、背後に気を付けるところがいいとおもった。警察犬と警官たちの絆がプライスレス。
・お利口なワンちゃんだね。皆さん、私たちを守ってくれてありがとう。警察犬、大好き。
・かっこいいジャーマンシェパードだね。すぐにエキスパートになるね。神の恵みを。
・ウィスキー、凄いね!あ、他の警官のお二人も…凄いです、はい。
・気付いてる? この警官たちは装備のついたベルトを着けたまま腕立て伏せしてたのよ。プラス数キロよね?