コロナの感染予防策として多くの病院で面会が制限されている今日、とある入院患者さんのご家族が周囲の人たちの協力を得て、特別な方法で再会を果たした動画が感動を呼んでいます。
交通事故で一命は取り留めたものの大怪我を負ったラマーさん。入院中は家族の誰にも会えない日々が続いていました。状態が少し回復し、リハビリセンターへ移動することになったある日、搬送スタッフとしてやってきたのはなんと息子のウィルさんでした。サプライズ再会に涙する親子の姿に心を打たれます。アメリカのニュースチャンネル、USA TODAYからどうぞご覧ください！
Patient sobs when he realizes paramedic is his son | Humankind
とても大切な患者を搬送することになった救命救急士
カメラの前で再会の経緯を語るこちらが、救命救急士のウィル・ラグローンさん。
アメリカ海軍に所属し20年以上も看護師として働いてきた父親のラマーさんとは、違う州では暮らしていたものの、よく会いに行ったり電話でも頻繁に連絡し合うなど、とても仲の良い関係だったそうです。
ある日、車で大事故に巻き込まれてしまったラマーさん。右大腿骨と左足首に大怪我を負い、ヘリコプターで病院へと緊急搬送されました。
身元特定に時間がかかり事故の連絡を受けたあと13時間も父親の安否が分からなかったそうです。
幸い命に別状はなかったものの、コロナ禍で誰もお見舞いに行くことができず、父親の状態を知ることが出来ずに心配な日々を過ごしたというウィルさん。
「父は耳が遠くなってしまったのを気にしてこちらから電話をしてもなかなか出てくれなかったんです。当時病院も忙しい時期だったので看護師さんからもあまり父の状況を聞くことができませんでした」とウィルさん。
そんな中、ラマーさんが入院中の病院からリハビリセンターへ移ることになりました。
父親に会えるチャンスかもしれないと、ダメもとで自ら父親を搬送したいと希望したところ、上司の働きかけで許可を得られたそうです。患者さんの転院などの搬送は救命救急士の仕事ですが、通常は管轄中のみ。特別なはからいによりサプライズの再会が実現できることになりました！
そして搬送日、マスク姿＆制服を着て部屋に入って来た息子に気づかず「誰ですか？」とラマーさん。
ウィルさんがマスクを外すと、”Hey, baby”「お前か…」と喜びと安堵からか涙を流します。
しっかりとハグし合う親子の姿に部屋にいたスタッフたちも感動しているようです。
息子の顔をしっかりと見つめ”Baby boy… My baby boy…”「息子よ…」と今まで我慢していた感情を止められないラマーさん。手をしっかりと握り合う姿に2人の絆を感じずにはいられません。
「子供として、そして大人として、父はただ感情的になったのではないと思います。最高の気持ちでしたし、こんな機会に恵まれたことに本当に感謝しています」とウィルさん。
ウィルさんによってリハビリセンターに搬送されたラマーさんはその後、順調に回復しているそうです。
ラマーさんの部屋には入ることはまだ出来ないものの、家族親戚一同がラマーさんを訪れ、窓の外からお見舞いできる環境になったようです♪
親にとって我が子はいくつになってもかわいい子供のころのまま、といいますが、まさにラマーさんがそんな親の気持ちを見せてくれたように思いました。早く完治して家族団らん出来る日が来るといいですね♪
海外の人々の反応を見てみましょう
・ああ、”マイベイビー”って。無事に治って家族の待つお家に帰れるといいね。
・何歳になっても私達は親の中ではずっと子供なのよね。
・ベイビーってのにやられた。涙が出ちゃうわ。
・玉ねぎを切ってるのは誰？僕の涙腺から流れるしょっぱい物質は何なんだ？
・お父さんが息子の顔に手を伸ばした瞬間に心を持っていかれたわ。真の愛の宝石ね。
・とても感動的。嗚咽しちゃうぐらいに。
・悲しくて不運なニュースばかりの中で、まだポジティブな事もあるってこの動画が知らせてくれるわ。
・僕はもう父の手を握ることはできないし、また会いたいとも思う。この親子に神のご加護を。
・感動的で美しい瞬間だったわ。彼が回復していますように。
・なんで今これがおすすめ動画にあがってきたの？？泣きたかったわけじゃない！😢
コメント引用元：YouTube