最近、その可愛らしさから日本でも人気のハリネズミ。
ヨーロッパでは日本とは違い、ペットではなく野生動物としても多く生息しています。
今日はハリーと呼ばれるハリネズミと、心優しい人々のお話をお届け致します。
A very cute hedgehog’s day at the vet Mountain Vets – BBC
たわしじゃないよ、ハリーだよ
ある日、犬の散歩に出かけたケリーさんは、さまようように歩いているハリネズミに出会います。そして、そのあまりにも心許ない歩きぶりに不安を感じ、病院につれて行きました。
「もしかして目が見えないかもしれない」と。
ともに第一発見者であるケリーさんの愛犬がこちら。可愛いですね!
ケリーさんが動画の中でハリネズミのことをハリーと呼んでいるのには理由があります。
欧米では昔からハリーと呼ばれるハリネズミを主人公した絵本があるのです。
複数の著者によって描かれているものの、どれも絵本を読みだす年齢から親しめるのがハリー・シリーズ。きっとケリーさんも幼少期に読んだのでしょうね。
獣医さんに連れて行かれたハリーは、さっそくボールのように丸まってしまいました。
「こうやってボール状に丸くなれるハリネズミは丈夫なんです。だってすごいエネルギーが要るんですから」と話す獣医さん。彼女はさらに続けます。
「これだけ丸まってしまうと目が隠れてしまってみれないので…ちょっとおろして様子をみてみましょう。ほらいい匂いでしょ?食べていいのよ!」
獣医さんはハリーを傷つけずに丸まった状態を解いてもらうため、食べ物をそばに置きます。するとハリーが体を開いてごはんを食べ始めました!
「すごく食べますね。もしかしてこれこそが彼の悪巧みだったりして(笑) こんにちは、かわいいハリネズミ君!」
とにかくよく食べるというケリーさんの言葉を受け、獣医さんもハリーの凄い食欲ににっこりしながら話します。
出会った当初、ハリーが心許ない歩きぶりだったのは冬眠から目覚めたばかりだったからのようです。食欲が凄いのも冬眠後でお腹をすかしていたのでしょうね。
その後、ケリーさんが心配していた目の検査をするため、ハリーの目に検査薬を入れて暗くします。
「かなりちっちゃい瞳ですが血管造影検査薬によるシミは見えないので異常はありませんよ。目はちゃんと見えていると思います」 と獣医さんが説明してくれます。
通常ハリネズミが運ばれるケースは交通事故かなにかで深刻な外傷を負ってるケースがほとんどだそう。
だからこそ、こんなに健康な状態で運ばれてくるのは本当に珍しいと喜ぶ獣医さんたち。
ハリーの凄い食欲に、動物の食事担当の女性もこの笑顔です。
獣医さんは「彼女(食事担当の女性)はここに来た動物みんなに食べてもらうことが喜びなの。ハリーのこの食欲を見て!まるで私たちがお昼を食べているときみたい!」と笑いながら話します。
健康なことが分かって自宅に戻ったケリーさん。
彼はハリーのために、庭の囲いにちっちゃいお家を用意してくれました。
ハリーもふかふかのおうちに嬉しそうです。
「ハリーが元気で本当によかった。もしも彼がここで結婚相手を見つけて、リトルハリーに会えたらもっと嬉しいな。頑張れよ、ハリー」
そう優しく話すケリーさん。
このお家は蓋がしまってもちゃんとハリーが通り抜けられるようにしてある優れもの。
ケリーさんの願い、どうかハリーに通じますように!と思わずにはいられませんね。
海外の人々の反応を見てみましょう
・めちゃくちゃ愛らしいハリネズミを世話する優しい人の話ね。ハリーの子どもに会えますように。
・病院側のウィー、ウィーって言い回しが可笑しすぎる。
↑ウィーはスコットランドの言葉で小さいって意味なんだよ。
・小さいおうちを作ってあげるなんてなんて優しいの!そしてほんとうに、ちいちゃな可愛いコ。
・結婚相手見つけてほしいって言って巣箱の蓋閉めてる不思議。
↑最後の画像でわかるけど、巣箱にトンネルがついてるわ。
・爪の大きさから判断するにずいぶん大きなハリネズミだと思う。
・うちでも庭のすみを走ってたわ、何度も何度もぐるぐると。なんであんなふうに走るのか誰か知ってる?
・なんて腹ペコで可愛らしいんだ!救ってくれてありがとう!
・ハリネズミを助けるなんて優しい人ね。ありがとう。
コメント引用元:YouTube