「6歳だからパブに行かせて」と、アイルランドに住む6歳の女の子がお母さんに熱弁をふるっています。パブに行きたいというのは、正確にはパブで開かれるお父さんのサッカーチームのクリスマスパーティーに行きたいということなのですが、開催時間が夜なので許してもらえません。
子供が必死に考えた正当性はことごとく否定されますが、堂々たる態度での訴えはとても立派です。表情豊かなケイティーちゃんの主張を聞いてみましょう。
Hilarious 6-Year-Old Irish Girl Just Wants to Go to The Pub
私は6歳だから、パブに行けるはずでしょ?
6歳であることをジェスチャーもフル活用して訴えているのは、アイルランドのウェクスフォード州に住むケイティーちゃんです。詰め寄られている相手はケイティーちゃんのお母さん、ジェイミーさん。
ケイティーちゃんはパブに行きたくてたまりません。 お酒を飲みたいわけではなく、地元のサッカーチームを率いているお父さんがチームの皆とクリスマスパーティーをするので、チームのマスコット的存在である自分も参加したいのです。
しかし夜に子供がパブに立ち入るわけにはいかないと、お母さんには断られてしまいます。諦められないケイティーちゃん。彼女の主張を聞いてみましょう。
「私は6歳なの。パブに行けない理由は何? どんな子供もパブに行けるんだから。それなのに私は行けないって? 私の友達は夜でも行っているのに」
「どうしてなの? お願い、今回の一晩だけでいいから、行かせて」
今回もお母さんには年齢を理由に断られてしまうケイティーちゃんは、再び訴えます。
「あのね、私6歳になっているの。完璧に6歳なの」
「そうね、6歳ね。16歳ですらないわね」とすげなく却下されてしまったケイティーちゃんは、 「ミリーも6歳で、パブに行っているんだけど?」 と具体的なお友達の名前も挙げます。
しかし、「うちはうち」とお母さんは許可をくれません。ケイティーちゃんは、別の理由を述べることにしました。
「それじゃ、どうして私はパブに行けないんだろう。(サッカーチーム所属の)おばさん達と一緒に過ごしたいし、私の貴重な週末の休みなのに」
「今度からビンゴ大会に行くのを止めるから、ね、お願い!」
お母さんは新しい理由付けは気にも留めず、お父さんは何て言っているの?と質問します。
「あぁ~、お父さん?」
「お父さんは私のことなんて構ってくれないもん。自分のことばっかりに夢中で、電話とかかけてるっていうか。台所に見に行くと、電話で『今掃除してるところ』とか言ってるけど、別に掃除なんかしてないし。電話してるじゃん」
笑いを抑えきれないお母さんに、ケイティーちゃんはもう一押ししてみます。
「私は6歳になっているの。それなのに実の母親がパブに行かせてくれないの! おかしいでしょ⁉ 6歳…半なのよ⁉ それなのにお母さんが行かせてくれないの」
結局最後までお母さんを説得できず、残念だったケイティーちゃんですが、ビンゴ大会には予定通り参加したそうです。
立派な口調に反して子供らしい言い分が、なんとも可愛らしいですね。お父さんとパーティに行きたいのに、私のことなんて放置してるとお父さんの文句を言ったら逆効果だよ!と教えてあげたくなってしまいます。
この劇場型の話術があると、成長して理論武装するようになったら手ごわそうですね! それとも、かのジェイムス・ジョイスを生んだアイルランドですから、滔々としゃべるのは皆様のお家芸なのでしょうか。
最後に余談ですが、ケイティーちゃんはなぜ頬っぺたを赤く塗っているのでしょうね。どこにも説明がなかったので気になっています。
海外の人々の反応を見てみましょう
・これほどアイルランド人的な特徴が出ている動画は初めてだよ。大人が喋っているみたいだ。
・パブはダメ。決意の固さ101%。交渉力101%。理由付け101%。ケイティーちゃん、あなたは下手な政治家より能力が高いよ!
・パブに行かせてあげようよ。6歳なんだから。
↑6歳どころか6歳半だし!
↑ごめん、そうだったね。
・「貴重な週末の休み」って! まるで仕事をしている人みたいなこと言ってる(笑)
・年寄みたいなこと言ってるよね。一日を終えた後にパブで寛いでいた前世を思い出しているのかも。
・パブに行くのは日中だけにしておこうね、チビちゃん。
・ああ、この動画のおかげでアイルランドがお気に入りの場所になっちゃったよ。
・「あなたはまだ小さいからダメ」「私6歳だけど?」って、これがこの議論の白眉だね。
コメント引用元:YouTube