BBC Earthの提供するスパイ・カメラシリーズ。動物の姿に似せたカメラで、至近距離から動物たちの姿を撮影します。今回ご紹介するのは、そのラッコ編です。
春の訪れも近づき、氷山が一部崩壊しました。近くにいたラッコの群れも大慌てです。安全な場所まで皆で逃げる中、赤ちゃんを抱えたメスのラッコ達は一層の頑張りを見せます。
Sea Otters Hold Hands To Survive The Dangers Of The Open Ocean
春が近づいてきました
春も近づいてきた、ある日の光景です。ラッコの群れは、平和にぷかぷかと海面に浮かんでいます。フワフワの赤ちゃんラッコはお母さんのおなかの上でお世話をされています。
これは、今回のラッコ観察を担うラッコ型スパイ・カメラです。警戒心の強いラッコの間に自然になじむことができたそうです。
リモコン付きで、ラッコ達と一緒に移動させて撮影していきます。
優雅に浮かんでいるように見えるラッコ達ですが、周辺への警戒は怠りません。
おや、何か上の方に異変があるようです。
異変は、氷山の一部崩壊でした。春になり氷がゆるみ、不安定になってしまって崩れたのです。
周辺の氷も連鎖して崩れ、大きな崩落となりました。10mもの波が立ち、影響は1キロ先にまで及ぶとか。音も盛大でした。
お母さんラッコも心配そうに様子をうかがっています。赤ちゃんも周りの様子に気付いているのでしょうか、ぎゅっと抱きついていますね。
氷山の崩落を見て、散り散りになって逃げだすラッコの群れ。身軽な単身のラッコは、身をよじって潜水し、本気の水泳モードに入っています。
海面が荒れると、お母さんラッコと赤ちゃんラッコはすぐにバラバラになってしまいます。お母さんラッコは必死で赤ちゃんラッコを抱き寄せ、精いっぱいの泳ぎを見せます。赤ちゃんを抱えていると、動きが重くて大変そうです。
お母さんにしっかり抱えてもらっているけれど、赤ちゃんは怯え切った様子です。
スパイ・カメラ君も頑張れ!
どうにか逃げ切りましたね。赤ちゃんラッコも頭を持ち上げて、余裕の顔になりました。お母さんには疲労の色が出ているように見えます。
ラッコ達が避難先に選んだのは、沿岸の昆布の生えている辺り。元々ラッコは 流されないようにするため、昆布を体に巻き付けて眠る習性があるのです。
大揺れの中、捕まるものが出来てほっとした表情のラッコ達、可愛らしいですね。
水族館を訪れると平和な環境の中でのびのびと暮らしている姿が見られ、楽しそうで微笑ましいと思っていましたが、自然の中ではこれほど表情の変化があるのかと驚かされました。
海外の人々の反応を見てみましょう
・スパイ鷲がスパイ・ラッコを攫って行った。ラッコ達は、彼の命運は尽きたと思った。彼らはほぼ何もわかっていないのである。
【↑上への返信】充電すればいいだけだよ。
【↑上への返信】充電終了後にまたスパイ鷲がスパイ・ラッコを海上に落として返したとしたら? 他のラッコ達は「え、僕たちってそんなに不味い?」と思うね。
・まさかスパイ・ラッコとスパイ・ハゲワシを作るなんて! BBCは自分たちが何でもできると誇示しているみたい。まさか大人のスパイ象は作れないと思うけど、もし作れた時はそれで網羅したと認めてもいいよ。
・異星人がスパイ人間を準備したのではないかと考えてしまったよ。
・ラッコ達、すごく可愛い! ラッコがぷかぷか浮かんでリラックスしている様子がとても好き。
・スパイ・カメラがまたしても可愛い動物の姿をとらえた! BBCEarthさん、これからも頑張ってください。
・ラッコに、スパイ・ラッコと手を繋がせたくて仕方がない。
・よく分からなかったんだけど、どれがスパイ・ラッコで、どうやってそのメカ・ラッコが体に昆布を巻き付けたわけ?
・こうやって、私たちは政府に監視されているんだ…。
コメント引用元:YouTube