砂漠気候のアメリカ、アリゾナ州のフェニックスでは、日本で街路樹が生えているように街中にサボテンが生えています。
大きなものから小さなものまで、アリゾナの日常の風景に溶け込んでいるサボテン。そんなサボテンを住処とし、優雅に生活しているコザクラインコ達の存在をご存知でしょうか?
自然界の新たな発見や驚きを伝えるYouTubeチャンネル、Terra Materからご紹介します!
How this African Parrot Ended Up in a Cactus in Arizona
コザクラインコのマンションと化すサボテン
カラフルな体が可愛らしいこちらは、本来アフリカ南西部に分布するコザクラインコです。
大きなサボテンに開いた穴を住処としているのは、一羽や二羽だけではありません。
まるでコザクラインコのマンションのようにそびえ立つ一本の大きなサボテン!いったい何故、そしてどのように彼らは生活しているのでしょうか?
愛らしい見た目のコザクラインコはアメリカではペットとしてよく飼われています。サボテンに住むコザクラインコ達の祖先は、元々ペットとして飼われており、ケージから逃げて新しい住処を見つけたと考えられています。
約25年の歳月をかけて、フェニックスの大部分に広がっていきました。
本来コザクラインコの巣となる木々が少ないアリゾナで、彼らはサグアロサボテンに目を付けました。しかし「お部屋づくり」は、元々この地域に生息しているギラキツツキに任せているようです。
ギラキツツキはサボテンを突いて巣を作りますが、毎年新しい穴を掘りお引越しをする習慣があります。コザクラインコはその空き家を利用しているのです。
理想的な気候と居心地の良いお家のおかげで、フェニックスは彼らの「楽園」となっています。
ギラキツツキはサボテンの花の蜜を食料としていますが、コザクラインコたちはここでも他の生き物の助けを借りています。そう、人間です!多くのご家庭のお庭に彼らのエサが設置されているのです。
食料だけでなく、大切な水にも困りません。夏の猛暑も公園や一般家庭のお庭のスプリンクラーで水浴びをして乗り切ります!
外来種のペットの多くは野生に逃げてしまうと長く生きられず、本来の生息地以外での自然な繁殖は難しいとされています。
しかしこの25年でフェニックスのコザクラインコの数は増え続け、いたるところで目にすることができるようになりました。
今現在のところ、彼らの繁栄が原因で起こる環境的な問題はなく、砂漠地域のエコシステムにも悪い影響はないそうです。
カゴの中から抜け出し、優雅で自由な生活を手に入れたコザクラインコ達。今の生活で気をつけることと言ったら”猫に捕まらないようにすること”だけのようです。
海外の人々の反応を見てみましょう
・これは今までで一番かわいい外来種ね。
・サボテンの穴の中にいるインコ:無料の物件ね。
・言い換えると完全に人間を頼りにしているインコだね。
・これは唯一見たいと思える外来種だね!悪影響がないし:D 片利共生または相利共生は最高さ!!!
・笑 もうこれは”市民の”ペットね!
・”…自由な生活” アップになる猫の顔はインコたちを八つ裂きにする気満々。
・3:30 分かったよ、ここで僕もこの鳥が好きになった。可愛すぎるし、環境も破壊してないしね。
・キツツキ:先払いが後払いしてくれる? インコ:無視。
・ナレーター:このインコは野生で生きる外来種です! 僕:でもまだ完全に人間に頼ってるんだよね? ナレーター:はい! 僕:🤨
・僕の近所にもいるよ。朝は歌ってるような鳴き声が聞こえるんだ。
コメント引用元:YouTube