台湾の新竹市立動物園での出来事です。お客さんがうっかり落としてしまったスマートフォンを、オナガザルが拾い上げてしまいました!
興味津々でいじくりまわす姿は、さすが手先の器用なサル。上手に抱えて吟味しています。夢中になっていて微笑ましいのですが、キャスターさんの鋭いコメントにドキッとします。台湾の民間全民電視公司の英語版YouTubeチャンネル「民視英語新聞」よりご紹介します。
Macaque at Hsinchu Zoo explores the joys of smartphone ownership
これ、どうなってるのかな?
台湾の地上波テレビ放送局のYouTubeチャンネルの一つ、民視英語新聞にて、今台湾で話題のオナガザルの動画が取り上げられました。
お客さんがうっかりスマートフォンを落としてしまったらしいのですが、それを拾い上げたこちらのオナガザル。真剣に覗き込む姿が可愛いですね。果たして使い方は分かるのでしょうか?
こちらがサルの展示場。なんだか日本のおサルの展示場とも似ています。
キラキラ光るメタリックなスマホを手に入れた一匹のオナガザルが、木の上に陣取りました。他のサルに取られないように選んだ場所なのでしょうか。
切り口の上に落ち着いたら、よっこらしょとスマホを抱え込み、のぞき込むサル。ロックがかかっていて何も起こらないのか、上にかざしてみたり、熱心に研究しています。
画面を覗き込んだり、カリカリと引っかく動作をしたり、スマホのことが気になって仕方のない様子のオナガザルです。
ニュースキャスターさんのコメントは、「スマホ中毒のお客さんは、ご自分の姿をこのサルに見たことでしょう」でした。確かに、そうかもしれません…
スマホの操作は分かっているし、こんなに近づけてない、と抵抗したくなるものの、夢中になってしまうと周りが見えなくなっている可能性は大いにあります。人の振り見て、ですね!
新竹市立動物園の方のお話によると、お客さん自身のためにも、動物が被害に遭わないためにも、写真撮影時の落とし物にはよく気を付けるよう呼びかけているそうです。
動物園ではオナガザルから既にスマホを取り上げ、現在は、スマホの持ち主が表れるのを待っているとのこと。日常使いしているものなので、その場でサルから取り返したいと申し出があってもおかしくないと感じるのですが、意外なことです。
おサルがスマホを覗き込むところが、スマホ中毒者とそっくりという指摘にはハッとしました。純真なおサルの姿に、我が身を振り返らされてしまいましたね!