中国の浙江省の象山県で長さ19メートルのマッコウクジラが陸地に座礁しました。
地元の消防士や当局が救助を試みます。
はたして、このマッコウクジラは海に戻ることができたのでしょうか?
ニュースメディア「South China Morning Post」からご覧ください。
Stranded sperm whale released back into sea in China
(参考:Metro.co.uk)
救助にはボランティアも参加!
何らかの理由で海岸線から740メートル離れた陸地に打ち上げられたマッコウクジラ。重量は60トンと推定されます。
当局は鯨を引くためのボートを5つ用意しますが、鯨のサイズがかなり大きい為、最初の試みは失敗してしまいます。
クジラの救助には当局以外にもボランティアも参加しました。
クジラは陸の哺乳類のように酸素を吸いますが、体の過熱を防ぐために水が必要です。その為、一定の時間内に海に戻れないと、脱水症状で死んでしまいます。当局とボランティアの人達が断続的に水をかけ続けます。
救助隊は、クジラの19メートルの長さの体に水をまくだけでなく、クジラの周りに溝を掘って海水を注いであげます。
打ち上げられたクジラは、自重で倒れたり、満潮時に噴気孔が覆われたときに溺死したりするリスクがあるので短時間で海に戻す必要があります。
結局、チームはクジラをガイドロープで結び、クジラを浅瀬に曳航させる事にします。
座礁から20時間以上経ち、潮が最高潮に達したとき、タグボートを使ってクジラを海の奥深くに移動させる事に成功します。
クジラを海の深い箇所に移動させると、救助隊は運搬ケーブルを切断し、クジラを放してあげました。
太陽が昇るにつれて、クジラが遠くに泳いでいったとのことです。
海外の人々の反応
・多くの人々が救助活動に参加し、良い終わり方が出来たのを見れてうれしいです。救助活動に携わった方々にありがとうと言いたいです。
・おめでとう中国。世界から尊敬を獲得することが出来た。クジラを救助するだけでなく、20時間生き続けるという素晴らしい仕事をした。
・私が子供の頃、このような話を児童用の本で読んだことを覚えています。クジラは岸に座礁し、住民はクジラが死ぬのを防ぐためにクジラに水を注ぎ続けました。 今回、まったく同じ話が実際に起こった。
・救助隊は素晴らしい仕事をしたね!最近、どこかでアメリカ人が座礁したイルカを助けようとして死なせてしまった記事を読んだことを思い出した。このクジラが最終的に海に戻ることができると聞いてうれしく思うわ。
・この親切な行為を見るのは心温まるものです。すべての人間が悪であるとは限らず、優しさはまだ存在しているということです。
・すばらしい!みなさん、お疲れ様でした。その美しい生き物が生き残るのを手伝ってくれてありがとう。
・驚いたわ。このサイズの生き物が陸上で呼吸するのは難しいので生き残った事は驚くべき事です。
・皆様のご尽力に拍手喝采。ありがとう
・感無量..野生生物を救ってくれてありがとう..
・よくやった!この後、日本に行かないことを願っています。
コメント引用元:YouTube