20年来のイタチザメの友人を持つダイバーが教える、サメとの付き合い方

サメの専門家で保存活動家のジム・アバネシーさんにとって、サメとは犬のようなものだそうです。よく懐き、ジムさんがやって来たことに気付くとすかさず近づいてきて可愛がってもらいたがる姿は、確かにちょっとしたペットのようです。

特に「頭を撫でる?」というサインを覚えているというイタチザメのエマとは、なんと20年来の付き合いだと。ちょっとサメ観が変わるかもしれない、サメの意外な一面をご覧ください。

Diver Has Been Friends With Tiger Shark For 20 Years!

ジムが来たから一緒に遊ぼう

(画像はYouTube:The Dodoより)

ダイビングをしているジム・アバネシーさんにつぶらな瞳で近寄ってくるこのイタチザメは、ジムさんの20年来の仲良しで、エマという名前まで付けています。仲良くなったきっかけは、20年以上も前にエマに刺さっていた4本の針を抜いてあげたこと。

それ以来エマはジムさんが海に来ると、ボートの音を聞き分けてジムさんのところにやって来るのだとか。飼い主の帰宅を待つ犬と同じですよ、と語るジムさんです。

また、エマは「頭を撫でる?」というジムさんのサイン(手の動き)を覚えているので、それを見てジムさんに近寄ってくるようになっているそうです。


(画像はYouTube:The Dodoより)

一緒に遊泳するなど、本当に仲が良さそうですね。この水中のように澄み切った海水で、周りの状況がはっきりと分かる時には、サメが襲ってくることは決してないそうです。

「40年以上もサメと一緒にいますが、サメは無意味に攻撃を仕掛けてくるような生き物ではありません」とジムさんは話します。


(画像はYouTube:The Dodoより)

大人しく頭をなでなでされている姿は、確かに愛らしさがあります。ジムさんの言う通り、サメも可愛がられたい生き物ということでしょうか。


(画像はYouTube:The Dodoより)

子供の頃からサメが好きだったジムさんは、ある日、口元に針が刺さったサメを見つけます。取ってあげたいけれど、当時はさすがに怖かったジムさんです。しかし、ふと仲良くなればできるのでは?と思いついてしまったとか。頭を撫でながら針を抜いてしまえば良いと考えたのです。

そして実際、それは上手く行ったのです。キャプテン・ロンと呼ぶそのサメは愛情表現を喜び、数時間で仲良くなって計画通りに針を抜いてあげることができたそうです。


(画像はYouTube:The Dodoより)

こうして愛情表現が通じる生き物であると分かり、サメとの交流を楽しんできたジムさんですが、エマのように20年もの間ずっと慕ってくれるのは予想外だったそうです。

危険を感じる状況でなければ、サメは恐ろしい捕食者としては振舞わない。サメも愛情を求めている生き物である。前者は経験上、理解しているダイバーやスイマーも多いかもしれません。しかし、実際にサメと触れ合ってみるには大きな一歩を踏み出さなければなりませんよね。

誰もが出来るわけでないことを試してみて、20年以上も続く友情を勝ち得たジムさんに敬意を表したいと思います。


海外の人々の反応を見てみましょう

人間:僕にはペットのサメがいる サメ:私にはペットの人間がいる

視点の違いだね。

 ↑猫みたいなもんだ

 ↑サメはペットじゃないよ。友達だよ。サメは野生のままだから。

・「人間と仲良くなれるような最強の捕食者など存在するだろうか?」きっとサメも同じことを考えてるよ。

 ↑色々な「最強の捕食者」と仲良くなっている人間はいるよ。熊、虎、ライオンに恐ろしいワニだって、ポチョという名の人間と絆を築いたのがいる。唯一信用できないのはアメリカオオアカイカだね。奴らには魂などない。仲良くなれるかもしれないけれど、背を向けたら一瞬でお陀仏さ。

・ジムさんが撫でた時、エマが目を閉じて、鼻先を擦り付けるところときたら…わぁ!

 ↑私も気付いた♡

 ↑鼻が着いた時、起こりうる攻撃から目を守る時に自動的に目が閉じるんだよ。単純な反射。

・『ジョーズ』が面白くて人気になったから、この美しい生き物に関する誤解が広まってしまった。

・20年たってもエマが存命で元気なのは嬉しいことだ。

・海に来ている人たちが叫びながら逃げる。サメ:頭を撫でて欲しいだけなのに…

コメント引用元:YouTube

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