イギリスのケンブリッジシャーのウーズ川沿いに、「イギリスいち不運な白鳥」と呼ばれる白鳥のカップルがいました。度重なる不運に見舞われ、産んだ卵がことごとくダメになってしまったというのです。
しかし10年目の今年は、彼らに救世主が! 心優しい自然愛好家の手助けにより、ついに念願のヒナを迎えることができたのです。行き過ぎないサポートのあり方に、感心させられます。YouTubeチャンネル、SWNSよりご覧ください。
Britain’s ‘unluckiest swan’ hatches after man builds makeshift raft to save eggs | SWNS
ヒナの誕生を待ち望んで、はや10年!
長い首を傾げ、愛おし気にヒナの世話をする白鳥。モコモコフワフワなヒナが寄り添っている姿も、とても可愛らしいですね!
ところが、こちらの白鳥は「イギリスいち不運な白鳥」とあだ名されるほど、災難続きの子育て人生だったのです。ある年は洪水に流され、またある年は狐に卵を奪われ、9年間もわが子に会うことができなかった白鳥カップルなのでした。
ウーズ川のボートハウスで生活しているロブ・アダムソンさんは、そんな彼らの姿を見て、毎年心を痛めていました。そして10年目となる今年、自然愛好家でもあるアダムソンさんは積極的な介入を試みました。
大雨のあと、川の水位が上がり続けるのを見て、アダムソンさんは有り合わせの資材を拾い集め、白鳥の巣を浮かべる臨時のいかだを作ったのです。
作戦は大成功。気付いた時には白鳥が巣を作っていました。水位が上がっても、巣も卵も水没しません。岸辺に係留してあるので、流されてしまうこともありません。これまでの失敗の経緯を知っていると、転卵している姿すら尊く感じられますね。
ようやく繁殖に成功して、幸せそうな白鳥の親子。心を砕いてきたアダムソンさんはもちろん、視聴者にも幸福感をもたらしてくれます。
美しい白鳥が増えたら、川沿いの景色が華やぎそうです。ヒナたちの健やかな成長を祈りたいと思います。
海外の人々の反応を見てみましょう
・素晴らしい。人間への信頼を取り戻した。
・非常に考え深く、心優しい男性だ。白鳥とその子供のために、過去の後悔をきちんと生かしたんだね。
・お疲れさま! 白鳥とその子供たちに神の恵みがありますように。
・どうか亀や魚が白鳥の子を盗みませんように。ちびちゃんが泳いでいるとき。つがいって、生涯同じ場所で過ごすの? とても美しい話だね。
・こちらの素晴らしい男性に、大きなハグと感謝を捧げます!
・素敵なお話し♥
コメント引用元:YouTube