オランダに暮らすクラーリクさんの農園に、野良の子猫がやって来るようになりました。お腹を空かせている様子のその子猫を放っておけなかったのは、この一家の一員のスタブロス君。と言っても、スタブロス君は猫なんです。
元・野良猫のスタブロス君は、その子猫を慈しみ、遂には家の中に招き入れるまでに。飼い主がいなさそうだと判断したクラーリクさん一家は、結局その子猫を飼うことにしました。チャーリー君と名付けられた子猫の、幸せいっぱいの現在に至るまでを、どうぞご覧ください。
Cat Brought Stray Kitten Home And The Family Adopted Him
ここはいい場所だよ、一緒にいよう
こちらはオランダにお住いのクラーリクさんのInstagramより、犬や猫のストーリーを紹介しているアメリカのYouTubeチャンネル『BazPaws』が編集した動画です。
”怯えた顔つきのこの子猫の受け入れが2020年を彩る大きな出来事だった”と、紹介しているクラーリクさん。当初はお住いの農園に餌を求めて出没するようになった、近所の野良猫だったそうです。とても警戒していて、画像の粗さからも、相当な距離から撮影したことがうかがわれますね。
一人ぼっちの子猫を放っておけなかったのは、なんと猫のスタブロス君でした。自身もかつて野良猫だったスタブロス君は、子猫に同情を覚えたのかも知れません。ぴったりと寄り添って、離れがたい友人のようにも見える2匹です。
クラーリクさん宅の3匹の飼い猫のボスであるスタブロス君が、小さな子猫に自分の食べ物を譲ってあげていたそうです。
子猫がクラーリクさん宅に慣れた頃合いを見計らって、室内に案内するスタブロス君。保護活動家さながらの見事な招き入れ方です。
クラーリクさんは、最初は悩んでいたそうです。第一に、スタブロス君じたいが、3匹で最後にしようと話し合って迎え入れた猫だったこと。第二に、子猫にはひょっとして飼い主がいるかもしれないと心配していたのです。
時間をかけて様子を観察したクラーリクさんは、どうやら飼い主はいないようだと結論し、子猫を迎え入れ、チャーリーと名付けたのでした。
その後のチャーリー君の写真を見ると、スタブロス君以外の先住猫2匹ともソファを分け合ったり、寛いだ格好で寝ていたり、すっかりクラーリクさん一家の一員になっていますね。今では人の膝の上がお気に入りとのことですが、思いなしか、やっぱりスタブロス君の側が一番落ち着いていそうに見えます。
か弱く不安げな瞳の子猫が、こんなにも堂々とした猫に成長してくれて、「良かった」としか言いようのないお話でした。スタブロス君の愛情深さにも驚かされますが、4匹目の猫を受け入れる決意をしてくれたクラーリクさん達に、大いに感謝しなくてはなりませんね。
海外の人々の反応を見てみましょう
・良いお話を、ありがとう。スタブロスがチャーリーに食べ物を譲ってあげるところが、感動的だった。
・スタブロスが、軍力を増強している。
↑いずれ、世界の覇者に…そう思いたい。
・猫がこうと決めた時には、抵抗するだけ無駄なんだよね。よくやった、スタブロス!
・あぁ、スタブロスは絶対、チャーリーのことを見て自分だと思ったね。模様も同じだし! もし人類もこれと同じやさしさを持っていれば、ホームレスなどいなくなるだろうに。
・猫が周りにいない人は、猫がどれほど深い生き物なのか知らないんだよ。ものすごく愛情深くて、相手のことを理解しているんだから。うちには去勢済みのオス猫がいるけれど、同居猫の生んだ子猫の世話をしているからね、自分の仔でないことは明らかなのに。体を綺麗にしてやって、毛づくろいをして、猫として生きていく基礎を教えてくれている。感動的だよ。
・チャーリーの顔って、お鼻にハート模様がついているみたい!
・「猫が友達を家に連れてきて、新しい奴隷を紹介した」が、適切な題だと思うな。
コメント引用元:YouTube