イギリスのヨークという都市に、とてもユニークなパパ・サークルがあります。ヘアアレンジを習うサークルです!
スキンヘッドのパパさんもちらほらいる中、なぜヘアアレンジを学んでいるかというと、娘の髪の毛を結んであげるためです。専門の先生を招いて練習しているだけあり、仕上がりは大したもの。
娘さんに喜ばれながら触れ合え、家族のコミュニケーションにも役立っている素敵なパパ・サークルの活動を、イギリスの公共放送BBC Newsチャンネルからご紹介します。
‘We’re the dads who started a hair school’ – BBC News
今日は、月に一度のヘアアレンジ教室
イギリスのノース・ヨークシャー州にある都市”ヨーク”には、地元のパパたちを繋ぐYorkey Dadsというコミュニティがあります。そこから生まれたヘアアレンジサークルは、月に一回ヘアアレンジ教室を開催しています。
この方は、サークル設立者の一人であるジャック・ウッダムさんです。
お嬢さんが4歳の時にユニコーン・パーティーがあり、現在サークルの講師を務めているマリアさんが皆の髪の毛を可愛くアレンジしてくれるのを見て、子供に泣かれずに髪の毛を梳かせるようになりたいものだと思ったのが始まりだそうです。
この、見本を見せている女性がマリアさんです。
やり方は決まっているので、覚えられる人はすぐ覚えますよ。「お母さんにやってもらったの?」と聞かれた子が「ううん、お父さんにやってもらったの」と答えるんです。
とマリアさんは成果を語ります。
こちらのパパさんによると、みんな女の子がいるお父さんということが共通点で、それぞれに自分の出来ることをやっているそうです。サークル活動中は、食堂からママの知らない美味しいものを頂いている、と楽しそうに語ります。
最大の夢は、娘の結婚式の日に、自分がヘアセットをしてあげることだそうです。
メンバーの皆さんにとってはヘアアレンジは初めてだったようですが、マリアさんの教え方が上手なので上手くいっているそうです。
こちらの青い洋服の方は、ジャックさんと一緒にサークルを立ち上げたマーク・ヒューイットさん です。サークル開始からかれこれ3~4年になるそうで、編み込みも慣れたものですね。
とても特別な時間とコメントしている方もいますし、こちらの髭の男性は、母親に丸投げしないで自分が髪の毛を結んであげることで娘との絆を感じられると語っています。「顔はともかく、自分の頭に出来ることは大してないからね」とイギリス人らしいユーモアを忘れないところはさすがです(笑)
ヘアアレンジの技術の習得だけでなく、ちょっとしたことを相談し合える学生時代のような友人ができたのが嬉しい、とも先ほどのマイクさんは語っています。
娘のヘアアレンジを見て、しり込みするのではなくやってみようと発想するパパさん達、素敵ですね! 男性の美容師さんはたくさんいらっしゃいますし、凝り性や緻密な作業が得意なタイプの方なら、むしろヘアアレンジには適性があると言えるのではないでしょうか。
父娘だけでなく家族全体にも、また地域コミュニティにも利益をもたらす試みが、ヘアアレンジに限らず、各地で広がってくれればと願っています。
海外の人々の反応を見てみましょう
・いいねぇ。男性にも息子だけじゃなくて娘もいるんだからね。孫娘の髪をこの人たちのように直して上げられたらなぁ。ご近所で一番人気のおじいちゃんになれるのに!
・これは心が温まる。
・すごいね、良い動画だった。BBCさん、こんな素敵なお話をありがとう。どの子も、お父さんもご家族も幸せに過ごせますように。
・あり得ないぐらいキュンキュンする!
・ヨークの美容師にとっては嬉しくない話だね。
・うちの母は私の髪を梳かそうともしなかった。この子たちは愛されている子たちだね。
・うちのお父さんは、私の髪はポニーテールにしかできないわ。
・これはニュースではなくて、プロパガンダだよ。
・なんて素晴らしいアイデア!
コメント引用元:YouTube