俳優であり慈善家でもあるロッキー・カナカさん。
北アメリカを中心に保護活動を続けている人でもあります。
今回ロッキーさんは、紐のようなもので縛られ放置されていた子犬「ホーマー」を、自宅兼シェルターに連れていくことにしました。
虐待のショックからか尻尾を振ることが出来なくなったホーマーは、ロッキーさんの献身的な介護によって尻尾を振ることが出来るようになるのでしょうか…。
それでは動画をご覧ください。
Feral Dog Has Never Wagged His Tail Before | The Dodo Faith = Restored
トラウマで尻尾を振れなくなった子犬
歩くことさえ恐れている様子を見せる、保護犬のホーマー。
どんなに優しくされても人間は信じられないという感じで、ロッキーさんとも距離を取ろうとしています。
それもそのはず。
ホーマーはロープのようなものが腰に絡まった状態で発見されました。
それはどう見ても自然に絡んだものではなく、悪意を持った人間の手によって行われた事…。
何ヶ月も縛られた状態で生活していたため、縛られたあとは赤く爛れ異様に細くなっていました。
爛れは1ヶ月もすれば治るでしょうが、心の傷がなくなるのには長い時間がかかるでしょう…。
ロッキーさんはホーマーを自宅に連れ帰ることを決めます。
しかし、連れて帰るまえにホーマーが自分を信用してくれるか確認したかったロッキーさんは簡単なテストを行うことにしました。
それは草原でホーマーと並んで座り続けること。
これすら無理なのであれば、自宅に連れて行くのはホーマーのストレスになるので諦めるしかありません。
結局、1時間の間、ホーマーはロッキーさんと並んで座り続けることが出来ました。これなら連れて行っても問題はなさそうです。
ロッキーさんの自宅に来たホーマー。
場所が変わってしまったためか、庭に出すだけで体を震わせます。
こればかりは慣れて貰うしかありませんが、慣れてもらうために多少強引にならないといけないのが、とても辛いですね…。
ホーマーは部屋に戻る際に段差を登ることが出来ません。
階段に顎を置き、足は中途半端に持ち上げられて空中で留まっています。
これもトラウマなのでしょうか…。
階段を登れないホーマーを、ロッキーさんは優しく抱き上げ部屋へと連れ戻してあげます。
数週間の間、ホーマーは色々なものを恐れる生活を続けることになります。
しかし、少しずつ、着実にホーマーは良くなっていきました。
おやつをあげると、明らかな喜びを感じているホーマー。
トラウマを抱えた犬でも、おやつの効果はテキメンだったようですね。
そして、ロッキーさんがホーマーを保護して約2ヶ月が経った頃。
ホーマーと一緒に庭に出たロッキーさんは、振り向いた直後に、ホーマーの尻尾が上がり、揺れていることに気づきます。
驚くロッキーさんに、遊んで欲しそうに飛びつくホーマー。
その姿は、ロッキーさんが長い間ずっと求めていたことでした。
興奮するロッキーさんに何度も何度も飛びつき、嬉しそうに尻尾を振るホーマー。それは彼の中からトラウマが消え去った瞬間でもあります。
恐怖を克服した彼が次にすることは「永遠の家」を見つけることです。
そう、それは彼を求めてくれる本当の家族を見つけること。
ロッキーさんにはSNSに沢山のフォロワーがいらっしゃるので、きっとホーマーにも良い家族が見つかることでしょう。
海外の人々の反応を見てみましょう
・ホーマーに必要なのは愛だけ。それは誰もが必要とする全てです。
↑悲しいことに、愛だけではこの世界は直せないけどね。
・幸せな涙でプールを一杯にすることが出来たよ😭💗
・彼に必要だったのは、辛抱強く親切にしてくれる人と、彼が経験してきたことを理解してくれる人💖
・母を説得して彼を連れにいくかもしれない!それまで誰かが彼を採用していない事を願うよ!!
・初めて尻尾を振った時のロッキーさんの反応は心温まるね😊
・彼はあなたを愛してると思います。彼をそのまま飼うことは出来ないのですか?
・彼の傷はあまりいい状態には見えない。獣医に行くべきだと思う。
・虐待した人にあなた程の我慢強さがあったら良かったのだけど…。
・この狂った逆さまの世界には、こんな素晴らしい物語がもっと必要だと思うわ!!
・ロッキーは上手くやったようだね!ホーマーが「永遠の家」で幸せに過ごしている動画がUPされるのを期待して待ってるよ!!
・自分も虐待されたり捨てられたりした犬を何十匹も育ててきたんだけど、彼らを助けることから得られる気持ちは本当に素晴らしいものだよ。
・腰の辺りを縛られていたわけだから、痛くて尻尾が振れなかったのかもしれないねぇ。
・犬が尻尾を振るだけで泣けるなんて、自分が信じられないわ😭
コメント引用元・・・YouTube