イギリスのエセックス州にある コーダ・ファルコンリー猛禽類センターから、飼育しているカラスのロキ君のご紹介です。
ロキ君は、飼育放棄されていたところを、センターの活動の一環で助け出されました。
辛い思いをして傷ついていたロキ君に、職員のエリオットさんは温かいお世話を根気よく続けました。
時間をかけて絆が育まれ、今ではロキ君はエリオットさんの作り上げた遊び場で楽しく遊んだり、エリオットさんに甘えにきたり、幸せに生活しています。
ロキと言えば北欧神話で神々の世界をかき乱す火と悪の神ですね。
こちらのロキ君もしっかりいたずら者ですが、可愛くて、むしろ癒されますよ!
Raven Shakes His Tail Feathers Every Time He Sees Dad
エリオットさん、大好き~
甘えん坊のお顔でエリオットさんを見つめているのは、カラスのロキ君。
すっかり信頼しきっていますね。
朝、エリオットさんがやって来るとしっぽを振り振りして大喜びでお出迎え。
カーカーというカラスらしい鳴き声だけでなく、バババババ…と何やら可愛らしい鳴き方もしています。
エリオットさんのマンゴーも一緒に食べちゃいます。
可愛がられて幸せそうなロキ君ですが、救出直後はあまり良い状態ではなかったそう。
飼育放棄を受けて疲弊し、精神状態も不安定。
エリオットさんはロキ君が安心して過ごせ、一緒に遊べる場所を作りました。
エリオットさんやセンターの皆さんの気持ちが通じて、今やすっかり懐いて安心して暮らしているロキ君。コーダ・ファルコンリー猛禽類センターでは、ロキ君との30分間ふれあいプログラムもあるそうですよ。
ここまで回復させる道のりは決して楽しいことばかりではなかったでしょう。
エリオットさんやセンターの皆さんの心からの行動が動物にも通じたのだと思うと、胸が熱くなります。
それにしても、ヒナから育てたわけでもないのに、強そうなカラスがこんなに人にべったりになるとは驚きました。
尻尾を振って喜ぶなんて、あまりに意外です。
バババババ…の鳴き声が「パパ、パパ、パパ」にも聞こえそうな可愛いロキ君でした。
末永くお幸せに!
海外の人々の反応を見てみましょう
・不思議だ。まるで人間がしゃべっているように聞こえる。
・「カラス」「しゃべる」で検索して。カラスは人の話し声を完璧に真似できる。
・本当は犬なのに、違う体に入ってしまったみたい
・カラスというものは人の顔を絶対に忘れない。このロキがパパさんの顔を決して忘れないように。
・豆知識:カラスは地球上でもっとも賢い動物の一種。イルカやチンパンジーと並ぶ知能がある。
・これまでの人類にとってのカラス:「死の前兆」 現在のカラス:「バババ」
・そこらのカラス:「カー、カー」 このカラス:「バ~~」
・動物病院に行って、カラスを連れた人を見たら驚くだろうなぁ
・こんな風に乗っかってくれるカラスが欲しい!
・小鳥が親がやって来た時みたいに尻尾を振っているね。可愛い。
コメント引用元:YouTube
コーダ・ファルコンリー猛禽類センターでは、FacebookやInstagramでロキ君用アカウントを作成し、楽しい動画を公開しています。こちらの動画ではロキ君が遠くにいる飼い主さんが食べているものを奪ってしまいます。
日本でもトンビに食べ物を奪われないように注意喚起の看板があるところがありますが、この動画を見るかぎりカラスもかなり優れた視力を持っているようです。