箱に入れられ、道端に捨てられていたかわいそうな子犬。彼女は保護されたとき、歩く事はおろか立つ事もできないほどに弱っていたそうです。暖かい家庭に迎えられた今は、見違えるほど元気になり「ルナ」という可愛い名前を貰いました。
アメリカで動物愛護関連コンテンツの発信を続ける『the dodo』のYouTubeチャンネルから、ルナちゃんが保護され、今のお家に迎えられるまでの物語をご紹介します。ぜひ、動画をご覧ください。
Tiny, Scared Puppy Falls In Love With A 120-Pound Great Dane | The Dodo Little But
ちっちゃい子犬とでっかい子犬の素敵な友情関係
今ではすっかりおてんば娘に成長したルナちゃんを初めてお家に迎えた保護主さんは、「こんなに気持ちの塞いだ子犬を見たのは初めてだった」と語ります。
震えて泣き叫び、何もかもが怖くて1人になりたがった彼女。保護主さんが口に運ぶ食事を少しずつ受け入れて体力を付け、ヨタヨタとようやく移動できるようになった頃には、お迎えしてから1週間が経っていました。
立ち上がって、一歩踏み出しては力無くへたり込む、というもどかしい動作の繰り返し。それでも彼女は諦めませんでした。
何度も転びながら、立ち上がる努力を続ける内に他の犬たちにも興味を持ち始めた幼い日のルナちゃん。少しずつ歩ける距離が延び、動き回って、徐々に尻尾を振ることができるようになります。更に全力で走れるようになると、その表情は見違えるはどに変化しました。
ルナちゃんの社交性を育むため、保護主さんのご友人が飼っていたグレートデーンの子犬、ゼウスくんの力を借りました。
「子犬には子犬を引き合わせよう」という考えが功を奏し、ゼウスくんとルナちゃんは体格の差を物ともせず、大の仲良しに!
すでに成犬並みに近い大きさのゼウスくんの体重は、120ポンド(約54.4kg)と紹介されています。自分の口の中に収まりそうなほど小さなルナちゃんに対して、とても優しく接してくれたゼウスくん。
彼の紳士的な態度のおかげで、ルナちゃんも全く恐れることなく近寄って、2頭でじゃれあう様子が見られました。ゼウスくんより大きい犬はなかなか居ないでしょうから、彼に慣れてしまえば他の犬にも臆することなく接せられるようになりそうですね。
自信を取り戻したルナちゃんは、少しずつ彼女らしさを発揮し始めます。周りからは「猫じゃないの?」って言われるほど、特に前脚の攻撃力がアップした模様。保護主さんは、「この子は猫でもあるし、きっとカンガルーか何かの血も混ざってると思う」と説明していたそうです。
そのうち、ルナちゃんの性格を理解した上で引き取りたいという希望が至るところから寄せられました。ここまでお世話してきた保護主さんも、ルナちゃんが自分らしく居られる事をとても嬉しく思っているそうです。
現在、ハンターさんとジュヌビエーブさんのカップルに引き取られているルナちゃん。ついに、永遠の家族を手に入れました。
抱っこされるのが大好きで、ちょっと目を離すと「こっちを見てないじゃないっ」と注意してくる楽しいルナちゃんの仕草に、お二人はすっかり魅了されてしまったご様子。「ルナは、地球全体を元気付けられるくらいエネルギッシュよ」と愛情たっぷりに語ってくれました。
暖かい家庭に迎えられた幸せなルナちゃん。辛い過去を取り戻すべく、これからも思い切り愛されて元気に暮らせますように。
海外の人々の反応を見てみましょう!
・走っている時の小さな脚が可愛いったらないわ。なんてこと。めちゃくちゃ可愛い。
・「前足がすごく特徴的なの」 ルナ : ペシペシペシバシバシバシ。
・女性 : 寝返り打たないでよね? ゼウス : 寝返り?オレ寝返りできるぜ!
・おそらく虐待を受けたんだ。トラウマを抱えた子犬のように見える。
・大変だったようだね。歩けるようになって、乗り越えようと決心したんだ。この子を捨てた人間に対して、この上なく美しい仕返し。
・ゼウスがルナに前脚を回す、その瞬間が本当に可愛らしい。子犬を守ってくれてありがとう。
・泣いてるのは誰?私じゃないわ。あなたよね。
・この動画は擬人化がひどいな。犬の言語がわかるかのような表現。悪意がないとしても、彼女は動物が考えている事なんてわかっていない。
・走っている間じゅう小さな脚がバタバタしているの、大好き😂
・ゼウスがルナを何度か口の中に入れてたけど優しかったね。手加減してるんだ。
コメント引用元 : YouTube