数年前。
ドイツのヴィースバーデンに住む27歳の女性、タリタ・ギルヌスさんは、離れて暮らしていた交際相手に会えなくて寂しい思いをしていました。
ある日、彼がタリタさんに元気を出してもらおうとして送った画像にはハリネズミが写っていました。
これが、タリタさんとハリネズミの出会いです。
ハリネズミ独特の可愛さと、彼の面白い慰め方がすっかり気に入ったタリタさん。
2人の間で、ハリネズミ画像をやり取りする習慣がスタートしました。
Cutest hedgehog on the internet goes on epic adventures | GMA Digital
シャイなハリネズミがもたらす温かい繋がり
次第に、自分でハリネズミを飼いたくなったタリタさん。
だけど、ハリネズミはとても飼いやすいペットとは言えません。
国や地域によっては、ハリネズミを飼うことが禁止されていたり、許可を取らなければいけなかったりする決まりがあります。
また、彼らは警戒心が強いため、人に懐くのにとても長い時間と費用がかかる生き物でもあります。
ただ、夜行性で、特定の心を許した対象にだけは、とてもフレンドリーに振舞う彼らの生態を知る内に、タリタさんはこのユニークな生き物が、自分ととても相性がいいことに確信を深めていきました。
ついに、ハリネズミを家に迎えることを決めたタリタさん。
「ポッキー」と名付けたこの小さなパートナーを、タリタさんはどこへ行くにも同行させ、様々な場所で微笑ましい表情を写真に収めました。
基本的に臆病な性格で、視力が発達していないハリネズミ。
ただ、声と匂いを頼りに状況を見分けるため、知らない場所でも大好きな人が一緒に居る事さえわかれば大丈夫。
安心してリラックスしたポーズを見せてくれます。
信頼関係があるからこそできる、お腹を撫でさせる仕草はインターネット上で大人気に。
160万人ものフォロワーが見守る彼らのインスタグラムの投稿からは、タリタさんとポッキーが仲良く冒険を楽しんでいる様子が見て取れます。
しかし2019年3月、ポッキーは細菌感染症でこの世を去ります。
心にぽっかり穴が空いてしまったタリタさんは
2週間、毎日泣いたと言います。
ポッキーを失った哀しみから立ち直るためにと、SNSに返信する作業もお休みしていました。
ある少女からメッセージを受け取るまでは。
その問い合わせは、ハリネズミに重篤なアレルギー反応を起こしてしまった飼い主からのものでした。
症状は深刻で、飼っているハリネズミと触れ合おうとすると、目が開けられないほど真っ赤に腫れ、腕にもアレルギー反応が出てしまう彼女。
呼吸困難を起こして医者に掛かったというこの少女に会う事を決めたタリタさん。
2人は初めて会ってすぐ、抱き合って泣いたそうです。
タリタさんはこの少女のハリネズミを引き取ることにしました。
新しく迎えたとても素直な性格のハリネズミをタリタさんは
「ハービー」
と名付けました。
声を覚えて貰うためにタリタさんはハービーにたくさん歌を聴かせました。
歌うのはあまり上手ではないとのことですが、愛情が伝わったのでしょう。
ハービーは間もなく、タリタさんにお腹を撫でさせてくれるようになりました。
この姿勢を取るのは、そう、親愛の印です。
「ハービーは私のヒーローです。」
と、タリタさんは言います。
さらに最近、オードリーという名前の子猫が家族に加わりました。
タリタさんも驚くほどすっかり仲良くなった2匹は、いつも一緒。
楽しい冒険の毎日が続いているようです。
仲良くなった生き物との別れは誰にとっても受け入れる事が難しいものですね。
それでも新しい出会いに踏み出したタリタさんの勇気に、小さな身体で全力で応えてくれるハービーとオードリー。
彼らの毎日
『世界一かわいい冒険(The World’s Cutest Adventurers)』
は、今も更新が続いているインスタグラムでご確認いただけます。
そのアカウント名は「ミスター・ポッキー(mr.pokee)」。
写真から溢れる幸せが、みなさんの元にも届きますように。
海外の人々の反応を見てみましょう!
・質問1 : 「どうやってハリネズミに靴下を履かせるの?」質問2: 「ハリネズミ用靴下はどこで買えるの?」
↑www 😂知らな~い 🤭‼️
・素晴らしい。いかに動物が人を喜ばせて幸せにしてくれるかがわかる。飼い主さんの😀笑顔、まさにプライスレス👍
・こんなにかわいいハリネズミって見たことない!
・この猫も美しい。
・ソックス履かせてる… すごい…
・すごくかわいい🤗‼️
・なんで僕はコメント欄にいるんだろう?
↑ハービーのせいだねww 😂‼️
↑そうだね。ありがと 😂👍
コメント引用元 : YouTube
※11月6日、記事を一部修正いたしました。