こちらは、ジンバブエにあるワンゲ国立公園で撮影された動画です。
コンクリート製の溝に、仰向け状態ではまり込んでしまった幼い象。
自力では抜け出せず、側にいる母親も苛立つばかりで救う事が出来ません。
母親がいる象の群れは救うことを断念し、母親を追い立ててその場を離れてしまいます。
ライオンもそばで控えている中、放置されてしまった子象の命運も尽きたかと思われましたが、そこにやってきたのは高齢のメス象を率いた別の象の群れでした。
Baby elephant stuck and helpless rescued by female elephant
例え我が子ではなくても…。
水を汲み上げるために作られたコンクリート製の溝に仰向けではまり込んでいる子象。
何故こんな状況に陥ってしまったのかは不明なのですが、子象は自力で抜け出す事が出来ないようで、その場で手足をバタつかせて助けを求めています。
群れは子象を置いていく事に決めたようで、諦めきれない母親に早く去るようにと何度も追い立てます。
子象を狙ってメスのライオンもやってきました。
このまま置いていけば、子象が生き残る事は難しいでしょう。
子象を置いて群れが立ち去ると、そこに別の象の群れがやってきました。
その群れには高齢のメス象がおり、母親の代わりに子象を救おうと、ありとあらゆる事を試し始めます。
群れの他の象たちはストレスを感じ彼女を置いてその場を立ち去ってしまいましたが、このメス象は「自分の子なら」という気持ちが強いのか、その場に残り子象を救おうと懸命に尽くします。
そしてついに、メス象は鼻で子象の足を引っ張り、仰向け状態から抜け出した子象の背中を押し上げ、救出する事に成功します。
子象は長い間仰向け状態だったため足に力が入らない様子でしたが、暫くするとしっかりと歩けるように。
その後、高齢のメス象は救出した子象と水場を離れると、丁度子供が心配で戻って来ていた母象と合流。そのまま群れへと戻っていったそうです。
子象が木の隙間にはまってしまったり、沼地に落ちて上がれなくなる事はよくある事のようですが、まさか水を汲み上げるために作られたコンクリート製の溝にはまってしまうなんて誰も予想出来ない事だったでしょう…。
撮影者さんも救いたい気持ちで一杯だったでしょうが、苛立っている象の群れに近づくのは、それだけで命取り…。
別の群れがやってきて子象が助かったのは本当に幸運でした。
我が子を救おうとする母親のように、懸命に子象を助けようと尽力するメス象の姿に、そしてその努力が報われ幼い命が救われたことに感動せずにはいられませんでした。
海外の人々の反応を見てみましょう
・母親はこの世界で最高のもの。神は母親を祝福しています🙏
・これらの素晴らしい動物たちは我々を驚かすのをやめてくれません。彼女はとても賢い女主人であり、赤ちゃんは幸運の持ち主だったのでしょう💕
・象はとても美しい。象牙取引で殺すのは止めてくれ。
・雄大で知的な生き物である象が大好きです!😍
・彼女たちは絶対に諦めません!
・気づいたら息を止めていたよ💦
・野生動物が苦しんでいるのを、ただ見ているだけしか出来ないのは悲しい事だよね…。
・象はとても賢い動物だよ。反対に人間はとても愚かだ。
↑人間は知性的ではあるけれど、しばしば愚かな事をしてしまうんだよね。
・赤ちゃんが空中で手を振っているのはとても怖かった😭賢い象が助ける方法を知っていて本当に良かったわ!
・この子を救うためにスクリーンの中に飛び込みたかった。彼女が諦めなかった事に感謝します!!
・ライオンは間違いなく狙ってたよ…。
コメント引用元・・・YouTube