日本で言えばお歳暮シーズンの12月は、アメリカの配達員の皆さんもクリスマスプレゼントの配送で大忙しです。シフトも長く、休憩も取れずに頑張っている中、玄関に感謝のメッセージと共におやつを置いてくれているご家庭が!
喜んで自然と体が踊り出してしまった配達員さん。即席のラップ(?)にも嬉しさが溢れています。その後のインタビューで当日のスケジュールを聞いてしまうと、観ているこちらもおやつを拝みたくなりますよ。
アメリカの人気ニュースチャンネルNowThis Newsから配信された映像をご覧ください。
Woman Surprises Amazon Delivery Workers with Snacks
いくら配達しても、時間が足りないよ
こちらはアメリカ、テネシー州のマーフリーズボロ。季節は冬のクリスマス前です。クリスマスプレゼントの配送で、各社の配達員の皆さんは大忙しです。
せっせと配達に励む配達員のカイルさんがバーンズ家に配達にやって来ました。
「おぉ!」と驚くカイルさん。「うわ、うわ、うわ~! おやつとか置いてある!」 思わず小躍りし始めます。
「嬉しいなぁ、何か食べなきゃと思ってたとこなんだ。ありがとう」と言って屈みこんだカイルさんは、お気に入りのドリンクも見つけ、ますますハッピーに。
いくつか選び、立ち去るまで「わーい♪」と軽やかな足踏みを続けていたカイルさん。無邪気で陽気なお兄さんかと思ってしまいそうですが、振り向きざまには既に端末を操作し、玄関先を一歩出た瞬間には平常の足取りに戻っています。
仕事に追われる中、本当に一瞬、心を休められたのでしょう。
こちらがカイルさんが目にしたメッセージと、置いてあったおやつです。
「各社配達員の皆さま、ありがとう! クリスマスが近づき、普段よりも多くの荷物を運んでくださってありがとう。楽しいクリスマスのおすそ分けに、おやつと飲み物を受け取ってください。皆さんに感謝しています。ありがとう!」
バーンズさんは友人が配達員さんにこうやってお礼をしていると聞いて、良いことだと思い、自分もすることにしたそうです。「ご覧の通り、家にあったものを並べただけで。子どものおやつばかりでしょ?」と言います。
カイルさんはその日は200個も配達があり、8~10時間のシフト中、ガソリンスタンドでちょっと何かを食べる時間さえ惜しまれたそうです。 そんな中でバーンズ家でおやつを見つけた時、どんなに嬉しかったか、とカイルさんは語ります。
バーンスさんはただ喜んでもらいたい一心でしたことでしたが、カメラ映像を見たらカイルさんの姿が映っていて、本当に喜んでもらえた!と笑みがこぼれたそうです。
2人はその後連絡を取り、良い関係を築いているそうです。
「彼らが家族との時間を犠牲にして仕事量を増やしていること、それは当然のことではありません。感謝すべきことです」と語ったバーンズさんの気持ちはカイルさんにしっかり届いています。
インタビューは二人別々に行われていますが、カイルさんは「バーンズさんのしてくれたことは、おやつ以上のことです」とバーンズさんの心遣いを受け止めているのです。
「どんなに小さな親切でも無駄な親切というものはない」と、ご自身もご家族も学んだと語るバーンズさん。カイルさんの「ハッピー・ダンス」を観た後だと、説得力しか感じませんね!
海外の人々の反応を見てみましょう
・彼女は親切だね。彼はあんなに長くダンスをしたくなるほど、お腹も空いていたし喉も乾いていたんだろうね。その後、知り合いになった。これがこの話の良いところだと思う。
↑彼の「ハッピー・ダンス」が好きだ。
・糖分はみなを幸せにする。彼はとても愛らしい。
・私は60歳だ。先日、FedExのドライバーがタイヤ交換しているのを手伝った。誰も手伝おうともしなかったから、自分がすることにしたんだ。
・僕はUPSで働いていたことがあるけど、この彼の気持ち、本当にわかるよ。一番うれしいことだよ!
・他の人なら大したことがないと思うような親切を、明るく素直に喜ぶこの男性が素敵だと思う。女性の親切さも素晴らしいし、二人が会うことができて、友人になれたことが嬉しいよ。とても良い話だ。
・ドライバーさんたちの会社が、この半分でもドライバーさんたちをよく扱ってくれたなら!
・人に親切にしていたら、きっと自分にその親切は返ってくる!
・彼はダンスの達人だ。
・俺たち黒人は、食べ物を見たらいつでも踊るんだぜ!
コメント引用元:YouTube