オクラホマ州タルサの、とある会社で起こった出来事です。数年前から、出社すると現金が置いてあるという不思議な毎日が続くようになりました。
なぞ解きをした社員の皆さんは、引き取った保護猫ちゃんがオフィスに一匹でいる間に手に入れていると考えます。そして見事に解明し、そのお金の使い道も決定しました。その経緯をご覧ください。
Cat brought a lot of money every day! People were shocked to learn where he got it from!
いったい、この現金はどこから来たのだろう?
大都市の表通りに面したこちらの会社では、社長さんが元野良猫のキャッシュ君を引き取りました。社員の方が、野良で彷徨っているのを発見したのがきっかけだそうです。
すぐに会社に馴染み、未完成メールを方々に送り付けるなど活躍の場を広げていたキャッシュ君。重役の風情で堂々と過ごしていました。
その内に、気付けば毎日出社すると会社の入り口付近に現金が落ちているというようになりました。キャッシュ君のイタズラかもしれないと思ったものの、タルサの中心部で人通りも多いのにどうやって、と考えると説明がつきません。
知恵を絞った社員の皆さんは、一つの仮説に辿り着きます。通行人が可愛い猫に目を止め、猫と遊ぼうとドアの隙間から1ドル札を差し入れる、そしてキャッシュ君がそれを室内に引き入れたというのです。
社員の皆さんが試しに入り口からお札を差し入れてみると、果たしてキャッシュ君が現れ、さっとお金を攫い、そして奥に戻っていったそうです。
その後の実録映像らしきものでは、わざと高いところにお金を差し入れてキャッシュ君がジャンプで取らせる人の姿も映っています。通行人の方の中に、一定数のキャッシュ君ファンがいるのかも知れませんね。
事情が把握できた後、会社では通行人に向けてこんな張り紙を出しました。
皆さんの現金を取ってしまう猫は人類愛に溢れた活動家ですので、頂いたお金は全額ホームレス支援のために寄付いたします。
社長のスチュワートさんによると、大都会の真ん中にあるこの会社の周辺にもホームレスの方は多く、支援を必要としています。そして、彼らもまた、通りすがりにキャッシュ君を可愛がり、声を掛けてくれる人たちでもあったのです。
「元野良猫のキャッシュは、もう一度チャンスをもらえることの重要性がよく分かっているはずですから」とホームレス支援のために寄付することを選択したそうです。
社長さんの猫にも街を行く人々にも目配り、心配りをしている心映えが素敵ですね。皆さんがちょっとした遊び心で差し出す小額紙幣が、同じ通りで同じ猫を可愛がっている別の人の助けになるというのは、とても意義深いことだと感じます。
それにしても、猫と遊びたいので手近なお金を使ってみるというのは、あまり日本では見ない発想のように思います。ちょっとしたカルチャーショックですね(笑)
海外の人々の反応を見てみましょう
・素敵な猫だね。自分の出来ることで人助けをするようになった。ほっこりする話だなぁ。
・緑って、数少ない猫が認識できる色の一つだよね。良いおもちゃだと思ったのも理解できるよ!
↑そうなんだ、知らなかった!
・素晴らしい猫だ! 自分のお給料を、自分より必要としている人にあげるなんて。良い話を聞かせてくれてありがとう。
↑「キャッシュ」は名前通りに生きているねえ。
・うちのココちゃんは、私に幸せと笑顔をもたらしてくれる。それで十分!
・この猫は、その現金でツナ缶を買えと訴えているのではなかろうか。
コメント引用元:YouTube