新型コロナウィルスによるパンデミックが始まり、1年以上が経過しました。元気な人にとってすら、在宅を余儀なくされるのは辛いことです。病気を抱える人にとっては文字通りに外出が命取りになりかねないため、更に厳しい生活となっていることは、ご想像に難くないことと思います。
白血病で闘病している6歳のマテオ君も、その一人です。長期に渡る在宅中、運送会社UPSの配達員さんの働く姿を眺めるのを楽しみにし、いつしか憧れるようになっていたマテオ君。配達員になってみたいという可愛らしい夢が叶った一日の様子を、abcニュースがリポートします。
6-year-old battling leukemia becomes UPS driver for the day | WNT
UPSドライバーのお仕事がしたい!
こちらの幼い坊やは、6歳のマテオ・トスカノ君。カリフォルニアのストックトンという町に暮らしています。
マテオ君は白血病で闘病しているため、コロナ禍では外出することが叶わず、ひたすら家で過ごしていました。
そんなマテオ君の日々の楽しみは、UPSの配達員さんの姿を眺めること。そして、マテオ君は、UPSの配達員になって、自分だけのUPSの配送トラックを持ちたいと願うように。
そんな可愛らしいマテオ君の夢が、難病の子どもたちの夢を叶えるお手伝いをしてくれるメイク・ア・ウィッシュ財団によって、完璧に実現したのです。子どもサイズの制服に加え、子どもサイズの配送トラックまで用意されるとは!
マテオ君は運転試験に合格し、晴れて配達員業務を開始しました。スーパーバイザーのデービッドさんに「人格、人柄共に申し分なし」と太鼓判を押され、順調な滑り出しです。
バックヤード業務を経て、公道に出たマテオ君が向かう先はお母様のシンシアさんとおばあ様のデビーさん。母の日のギフトを二人に届けたかったのです。マテオ君の夢が自分たちに感謝のお届け物をすることだったとは、お二人の感激はひとしおだったことでしょう。
マテオ君は「お母さんは『愛』そのもの」だと語ります。厳しいであろう闘病生活を、お母さんに助けられ、前向きに乗り切っている様子が伝わってきますね。マテオ君が少しでも気分よく治療を進め、早くに寛解しますよう、お祈りしています。
海外の人々の反応を見てみましょう
・メイク・ア・ウィッシュ財団を支持する理由が、また一つ増えた。
・この素晴らしい坊やの幸福を祈るよ。いつか本当にUPS配達員になることができますように。いい話だ。
・泣ける。マテオ君とその家族、そして夢を叶えてくれたUPSに祝福がありますように。
・あ、なんか目にゴミが…。
・この6歳の坊やは、皆さんの荷物を大事に扱ってくれるでしょう。
・最高のトラックと最高の配達員さんだ!
・トラックまで用意してくれたんだ! びっくり!
・6年生の時、友人を一人白血病で失った。中1の時には、別の友人が同じく白血病で重体に。
コメント引用元:YouTube