前の飼い主さんに捨てられたとみられる一匹の猫、フェニックス。保護された時、大部分の毛が抜けているなど状態は酷かったものの、里親さんのお世話により体調は少しずつ回復します。しかし体の健康を取り戻す一方で、心の傷はなかなか癒えることはありませんでした。
そんな中、里親さんが新たに、母親のいない生まれたての子猫を引き取ります。今まで誰にも懐かなかったフェニックスですが、この子猫との出会いから、みるみる周囲に心を開き、元気になっていくのでした。2匹の猫の間に生まれた不思議なほど強い絆に、心温まります。動物保護系の動画を多くシェアするYouTubeチャンネル、The Dodoからご覧ください♪
Abandoned Cat Was Antisocial Until A Tiny Kitten Forced Him To Play With Her | The Dodo Cat Crazy
過去のトラウマから完全に心を閉ざすフェニックスに訪れた第二の人生
カリフォルニア州サンバーナーディードで猫の保護活動を行うグループ、Cats of SanBernardinoに、「アパートの敷地内で捨て猫が弱っている」と連絡があり、救助に向かったジャイナさん。
連絡をした人曰く、元住民がフェニックスを捨ててしまったのか、一年間ほどアパートの敷地内を彷徨いていたそうです。救助された時は顔や体の毛が抜けてしまい、酷い状態でした…。
ジャイナさんは里親としてフェニックスのお世話することに。
毛も生え揃い元気を取り戻すフェニックスですが、撫でさせてはくれるものの、愛想が良いとは言えず、よそよそしさが抜けません。いつも一匹でいる誰にも懐かなかったぶっきらぼうな捨て猫は、ジャイナさんが世話をする他の猫達とも全く仲良くなることはありませんでした。
ある日、民家の庭で生まれ、母親もいない子猫たちを新しく迎え入れたジャイナさん。
その中の一匹、一番弱っていたのがルビーでした。何も口にできず、脱水状態になってしまうほどでしたが、ある日を境にミルクを飲むようになり、元気になっていったそうです。
その後すくすくと成長したルビーは何にでも興味を示す活発な子になり、一緒に暮らすフェニックスにもちょっかいを出すようになります。
最初はルビーを避ける仕草も見せましたが、すぐにルビーに興味を示し、なんとルビーの毛づくろいまでし始めたフェニックスに、ジャイナさんはとても驚いたそうです!その日から2匹はどこに行くにも一緒の大の仲良しに♪
ルビーと2匹で遊ぶだけでなく、なんとひとりでおもちゃ遊びをするようにもなったりと、以前とは見違えるほど明るくなったフェニックス。
ジャイナさん曰く、完全に別猫の様な性格に変わったそうです!
ルビーとの出会いがきっかけで再び幸せを感じることができたフェニックス。ルビーにとってもフェニックスはなくてはならない存在です。
現在、この2匹揃って、一生を安心して一緒に暮らせるご家庭を募集してらっしゃいます。気になる方はCats of Bernardinoのフェイスブックをチェックしてみて下さいね♪
海外の人々の反応を見てみましょう
・フェニックスは猫なんか嫌いだって言っておきながら、手作りでベッドやタワーとかの家具を作っちゃうお父さんみたいね。
・映画みたいな話だね、疲れ果てて戦う理由もなくなった男が、ある日子供に生きる意味を教えてもらうっていう。美しいね。
・ここで71歳の獣医は今涙しているよ。
・Dodoはいつもいい話ばっかりだね。変な動画もないし、本物の話ばかりだ。愛を込めて。
・動物に気持ちなんか無いって言ってる人たちへ…自分たちのこと言ってるんじゃない?
・真の愛ね。
・フェニックスはルビーからもう一度猫に戻る方法を学んだんだね。ピュアで荘厳だ👍
・僕が言えることはただフェニックスの目が綺麗だってことかな。
・ルビーはフェニックスに生きる意味を与えたんだね。必要とされたりルビーに物事を見せてあげることで自分に自信が戻ったんだよ。
・誰だって一緒にいる誰かを必要としているんだ。
コメント引用元:YouTube