コロナ禍で行き場を失いかけた犬たち、ボランティアの底力で救出される

私たち人間の生活にも大きな影響を及ぼしているコロナウィルス、COVID-19は弱い立場に置かれている保護犬の生活にも危機をもたらしています。多くのシェルターが活動困難に陥り、面倒をみてもらえない犬たちは安楽死を待つばかりです。

アメリカのジョージア州アトランタでは、有力なボランティア団体LifeLine Animal Projectが動きました。居場所を失いかけている犬たちを里親さんや引き取り手に繋いだのです。必要な援助を適切に与えていく皆さんに、普段の地道な活動で培われた力を感じます。

Dogs spared from euthanasia in the nick of time | Animalkind

一時保護にも限界があります

(画像はYouTube:USA TODAYより)

コロナウィルス、COVID-19の感染拡大により社会活動が制限されて以降、動物シェルターは苦境に立たされました。特に地方のシェルターには負担が大きくのしかかり、行く先のない動物たちは何もしなければ安楽死を待つばかりとなっていたそうです。


(画像はYouTube:USA TODAYより)

アメリカ合衆国ジョージア州のアトランタでは、市内最大の動物保護団体であるLifeLine Animal Projectのボランティアの皆さんが立ち上がりました。まだ受け入れには余裕があるからと、殺処分待ちとなっているの受け入れを始めたのです。

きびきびとした動きのボランティアの皆さんが、犬たちのお引越しをしています。各地のシェルターから引き取った犬はおよそ300頭に及ぶそうです。


(画像はYouTube:USA TODAYより)

300頭のうち多くは、里親や受け入れが決まり、新しい家庭に入りました。
LifeLine Animal Projectでシニア・ディレクターを務めるアンドレア・ピーターソンさんは、この状況のせいで安楽死させられてしまう動物がいるというのは日々動物たちと接するものにとっては辛いことであり、それは他のシェルターの皆さんも同じだと思います、と語ります。


(画像はYouTube:USA TODAYより)

そんなLifeLine Animal Projectの皆さんの心をとらえたのは、こちらの人懐っこそうなワンちゃん、サバンナ・スマイルズです。車には犬10匹分の箱が積んであったのだそうですが、このサバンナ・スマイルズは11匹目。

「犬をもう一匹積む余裕は、どこからか出てくるものなんです」とピーターソンさんは笑います。スタッフの皆さんも同じ気持ちだったようで、助手席のスタッフさんの膝の上に載せられ、サバンナ・スマイルズは救出されたのでした。


(画像はYouTube:USA TODAYより)

追加のワンちゃんだったサバンナ・スマイルズにも間もなく家族が見つかり、無事に引き取られていきました。新しいパパの足の間に当たり前のように収まり、ずっと家族だったかのような姿に心が温かくなりますね。元気そうなお子さんたちとの暮らしも楽しそうです。

こちらの動画では通常業務のようにスムーズにワンちゃん達の移送を行っていたスタッフさん達ですが、そこに至るまでの状況確認や手配が楽なものでなかったことは想像に難くありません。平時の活動の充実ぶりがあってこそと察せられます。優しい笑顔で包んだ動物たちへの熱い思いに敬意を感じました。

海外の人々の反応を見てみましょう

・うちの犬は、あと一日で殺処分という日に引き取ったんだ。係の人は、この犬は足が悪くて治らない、態度は悪いと言っていたな。獣医が近寄れないからと言って、首に23個のできものもあった。トリミングも必要だったね。前の飼い主はなくなったんだ。4年後の今、トゥルーマンが僕にもたらしてくれる喜びときたら! 1に愛、2に愛、3に愛…愛しかないよ!

・犬が助かって、家ができて良かった。

・助かった犬って、みんな「ラッキー」だよね。

・サバンナ・スマイルズはうちの犬そっくり!

・殺処分待ちだったブチのピットブルにやられたよ。なんて優しい目だろう! 助かって良かった。

・こういう素敵なコンテンツをまたお願いします。

・あなた方の活動に感謝します。

・と言っても、同じぐらい賢いブタはいまだに虐げられ、殺されているよ。狂ってるね。

 ↑偽善が過ぎる。

 ↑でも、豚は美味しいからなぁ…

コメント引用元:YouTube

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