可愛い動物や、動物と人との心温まる動画を配信するThe Dodoから、ホシムクドリとその飼い主さんの物語が公開されました。
リンゼイ・カーライルさんは、自宅の壁面からホシムクドリの雛を救出し、保護していました。お世話が良かったようで、元気にスクスクと成長したホシムクドリですが、野生に帰そうとしても決してリンゼイさんの側から離れようとしないそうです。
リンゼイさんご夫婦の言葉もたくさん覚え、バードバードという名前も付けてもらって幸せに暮らしている、ちょっと珍しいホシムクドリの姿をご覧ください。
Rescued Wild Bird Loves To Imitate His Mom’s Voice | The Dodo Soulmates
この凄い鳴き声は何かしら?
リンゼイ・カーライルさんはある朝、壁の向こうに必死の鳴き声を上げている動物がいることに気付きました。見当をつけ、脚立を出してきて壁の奥を探ったところ、小さな鳥がチーチーと鳴いていたのです。
何の鳥のヒナだかも分からないリンゼイさんでしたが、急いでカゴで巣を作ってあげました。インターネットを検索したところ、このヒナはどうやらムクドリであるらしいこと、そして「侵略的」であるとの警告が見つかりました。
ヒナを保護すると決め、旦那さんに連絡を入れても「なにこれ?」や「侵略的」な生き物などお断り!と良い顔をされませんでした。それでもリンゼイさんは、「私たち以外に世話をしたがる人間はいないはず」と押し切ったのです。
ムクドリが歓迎されないのは、実は日本でも同じです。大きな群れを成し、鳴き声や糞で困らされる人が多いため、害鳥として問題視されています。
「今では 夫は 、認めようとはしませんが、この子のことを愛しているんですよ」、とすぐに現在の姿を見せて下さるリンゼイさんでした。パパにもママにもよく懐いていますね。歯磨き中の頭にだって乗っちゃいます。
成長して、跳べるようになったバードバード君を野生に戻そうとしたことも何度かあるそうです。しかしバードバード君はリンゼイさんの側を決して離れようとはせず、飼っていく覚悟を決めたそうです。
リンゼイさんのお仕事スペースでも自由に過ごしているようです。特に解説はありませんでしたが、水のお皿が二つと犬らしき脚が写っていますね。バードバード君、もう一つの水入れにも移動していましたが、「侵略」していたのかも知れません!
もともと真似の得意なホシムクドリは、リンゼイさんの言った言葉をよく覚えて、特にお気に入りの言葉は繰り返し言っているそうです。
「バーディ、バーディ、ベイビー、ベイビー、バーディ、バード(鳥さん鳥さん、ベイビー、ベイビー、鳥さん、鳥)」は、早口言葉のようですね。ヒナの頃、リンゼイさんが可愛がって口ずさんでいたのでしょう。
周囲の人からは、バードバードの喋り方がリンゼイさんそっくりだと驚かれるそうです。”自分ではあまりよく分からないのですが”、というリンゼイさんですが、自分たちは全く違うつもりでいるけれど傍から見たらそっくりな兄弟や親子のようで、微笑ましいです。リンゼイさんは「この子はうちの子供です」と語っていましたが、名実ともに家族ですね!
ムクドリの声まねは、オスとしての魅力の度合いに貢献していると言われているそうです。バードバードが野生ではどれくらい魅力的なオスなのかは分かり兼ねますが、飼い主さんに愛される魅力は抜群のようです。かなり珍しいペットのムクドリさん、ご縁のあったリンゼイさんご夫妻とワンちゃんと、末永く楽しく暮らして欲しいですね。
海外の人々の反応を見てみましょう
・可笑しい~、この鳥、飼い主さんの南部訛りまで真似してるよ!
↑最初彼女が、彼の喋り方が自分に似ていると言った時はよく分からないと思ったけど、長いフレーズになったら、どれだけ的確に真似ているかがよく分かって、びっくりしたよ。
・ムクドリが人の喋るのを真似できるなんて、考えもしなかった!
↑声まねをするのは知っていたけど、こんなふうに人間の真似をしているのは見たことないなあ。なんてこった!
↑こんなムクドリを飼っていたことがあるよ。ヒナから育てたんだ。人間の喋るのも、どんなものでも真似できていたよ。とても賢い鳥だよ。14年ほど生きていてくれた。
↑カラスとカササギなら、もっと上手い。
・徐々に彼女に成りすまして、しまいには彼女のクレジットカードでバハマ旅行を予約するだろう。
・「あなたにとって問題なのは?」”You”って、おかし過ぎ!
↑「やべえ」って言ったら、飼い主さんは「汚い言葉を使わないの」ってたしなめていたけど、これ、彼女の言った言葉を覚えたんだよね? この二人の組み合わせ、好きだわ。
・一たび鳥に心を奪われたら、一生おかしな鳥好き人間になる運命さ…。
コメント引用元:YouTube