とても仲良さそうに寝転がっている、マルセロ君と犬のミニちゃん。生まれた時から一緒にいるかのような仲の良さに見えますが、実は大の犬嫌いの状態で養子に迎えられたマルセロ君。ミニちゃんとはまだ1年ちょっとしか一緒に過ごしていません。
ミニちゃんがしたことは、ただ側にいるだけ。劇的なことを起こさなくても、静かに愛情を示し続けることで相手の心を開いた、小さな二人の素敵な物語です。
Little Boy Terrified Of Dogs Til He Meets This Senior Pup
一緒にいるのが、当たり前
アメリカ、アーカンソー州のとあるご家庭の光景です。お勉強をしているマルセロ君の横に、小型犬のミニちゃんがいます。構うともなく自然に手が伸び、お互いに信頼しあって居心地よく一緒にいるのがよく伝わってきます。
お母さまのホリーさんによると、養子としてやって来た当初、マルセロ君は犬が近くに来ると泣き叫び、嫌がっていたとか。
一方、2010年からこのご家庭で飼われている子供好きのミニちゃんは、マルセロ君のことが気になるので一緒にいたがり、その内にマルセロ君はミニちゃんに興味を示すようになったそうです。
ある時ミニちゃんがマルセロ君にキスをした際、「ちっとも嫌じゃなかったの」と話すマルセロ君。 それからは、ミニちゃんだけでなく、他の犬も怖くなくなったとか。
「ミニ は何が必要か分かっていたかのようでした。マルセロが我が家に馴染む手助けをしたのです」 とホリーさんは話します。
ミニちゃんは、マルセロ君を我が子のように見守っているそうです。常に一緒にいるようにして、お風呂もしっかり付き添っているそうです。マルセロ君が病気の時になれば、一日中横で一緒に寝ているのだとか!
遊ぶ時ももちろん二人は一緒です。二人のお気に入りはハンモックだそうですが、ブランコや乗り物にも仲良く二人で乗っています。
おもちゃの車を出した時には、 ミニ ちゃんは家の中にいたのですが、マルセロ君がせがむのでミニちゃんを連れだし、車に乗せてあげることになりました。
しっかりエスコートしていて、マルセロ君、紳士ですね!
マルセロ君は朝ごはんのシリアルをちょっとミニちゃんに分けてあげてもいるそうで、ミニちゃんにお世話になる一方ではないようです。
「『ミニバン』だって。うちのミニみたい!」面白そうに言うマルセロ君。
「ミニ」という言葉だけで喜んでしまうほど、ミニちゃんが大好きな様子が微笑ましいです。
ホリーさんの一家はミニちゃんからたくさんのことを学んでいるそうです。
マルセロ君がじっとしている時があれば、必ず横にスッとやって来るというミニちゃんの距離感の取り方は、確かに絶妙です。イソップ物語『北風と太陽』の太陽を思い出させます。
新しい環境で緊張していたであろうマルセロ君に、静かに愛情を示し続けたミニちゃん。本質的な優しさとは何かと深く考えさせてくれる、ホリーさんご一家のお話しでした。
海外の人々の反応を見てみましょう
・ミニは犬に変装した天使だと思う。
↑自分は時々、全ての犬を天使だと思うよ。
↑人が天使について語り始めたとき、天使って何、って聞いてみるんだ。そうすると大体「純粋に善なるもの」に近いような内容の答えが返ってくるから、「すでにいるよ、犬がそうでしょう?」って言うんだ。
↑天使はどんな姿でも、どんな方法でも顕現するんだよ。
・男の子と犬の物語の中で間違いなく一番素敵なお話の一つだわ! ミニちゃんにとっては、彼と一緒にいるとどこでも天国なのね。素晴らしいわ! とても好きなお話し。
・激しく泣ける。なんて美しいんだ。彼は犬にとてもやさしく、犬は彼を愛している。
・素晴らしい家族ですね。ご多幸をお祈りします。
・また一つ、犬は人間よりも愛情深く、相手のことを考えているという証拠が出てきた。
・こんなに物静かなチワワは見たことないや。びっくり!
・この坊や、とってもハンサムだし、やさしい子ね。一生の友人を見つけられてよかった。
コメント引用元:YouTube