ペットのハムスターと言えば、回し車で飽きることなく走っている姿が可愛いものですよね。BBC Earthで今回取り上げられているジャンガリアンハムスターも、熱心に回し車を使っています。でも、ハムスターも多頭飼いをしていると2匹同時に乗ってしまうこともあるらしく、状況はひっちゃかめっちゃかになってしまいました。
なぜにそこまで回し車に乗りたがるのか、教育的なBBC Earthらしい解説も含め、ご覧ください。
Russian Hamster Vs. Hamster Wheel! | Pets: Wild At Heart | BBC Earth
ハムスターは1日10km走ります
イギリスの国営放送BBCの中でも自然に特化したBBC Earthは、今回、可愛らしいジャンガリアンハムスターと回し車について取り上げています。そもそも、なぜ各種のハムスターは回し車が大好きなのでしょう?
野生のハムスターは夜間に10キロほど移動し、また捕食者から逃げきるためにはたくさん走っているからだそうです。必要な運動量を、この回し車で満たしているとのことです。
それにしては楽しそうに見えますよね? 実際のところ、外に回し車を置いておくと野生のネズミが遊びにやって来るのだとか。運動するとエンドルフィンが出て、ランナーズ・ハイを経験しているそうです。
ハムスターは1分当たり600歩も進むそうで、この歩数は競走馬の4倍にも相当するそうです。もっとも馬と違って、常に一本は地面に脚が着いているそうですが。
でも、競争が一番速度を速めますよね?と言うBBC Earth。回し車にトコトコともう1匹のジャンガリアンハムスターが乗りこんできました。乗ったそばから先に来ていたハムスターが弾き飛ばされますが、譲り合いの精神は無いようです。2匹とも走ります。
下に向かっての傾斜を避けてか、遠心力を避けてかは分かりませんが、じきに2匹は一番内側に。上側のハムスターは重力で落ちてきますから、後ろのハムスターは顔をお尻で潰される羽目に!
その後も並走したり縦走したりと、それぞれに走りたいように走っていましたが、ついにクラッシュしてしまいました。ハムスターはあまり社会性に富んでいないそうで、喧嘩勃発です。
勝ち残った方のハムスターさん、満足げですね。
追い出された方のハムスターさんも、たくさんあるエサを食べ、こちらはこちらで満足そうな表情です。
さすがに疲れが出たでしょうか、回し車のジャンガリアンハムスターは足がもつれてしまったようです。まるで物体のように回し車の中で弾かれた末に、ようやく外に飛び出しました。
たっぷり運動した後は、小腹を満たしたいですよね。今度はフレンドリーに挨拶を交わして……と思いきや、出ていけといわんばかりに自分の顔を相手の顔にぶつけ、エサ入れに入っていたハムスターを追い出しました。
ネズミというと、ネズミ算と言ったり、群れを成して襲ってくるような絵面が思い浮かぶものですが、社会性が低いという解説には驚かされました。でも、夢中なあまりもう1匹の存在を完全に無視しているところは何だか愛らしかったですね。
ハムスターは回し車で飽きもせずによく走っているな、何も考えていないのだろうかと常々不思議に思っていたのですが、まさか一日に10kmも走る生き物だったとは! 小さな体で、毎夜大冒険をしていたのですね。物事には理由があるのだと、改めて勉強になる今回の動画でした。
海外の人々の反応を見てみましょう
・誰か単3か単4電池を充電できる回し車を作ってくれないかな。ハムスターを飼っている人はタダで電気が使える!
・このハムスターは、ロボロフスキーキヌゲネズミだよ。ジャンガリアンハムスターの色でも模様でもないし、サイズも大き過ぎる。
↑よく分からないけど、ロボロフスキーも、ロシアっぽいよ。【訳注:ジャンガリアンハムスターは英語でロシアン・ハムスターと言います】
↑ロボロフスキーヌゲネズミも、ロシアン・ハムスターと言われるよ。
・この動画、あと2時間は長く作って欲しい!
・ハハハ、負けた方が餌を食べていたら買った方が遊び終えて近付いてきたとき、にっこり笑ったみたいだったね。押しのけられちゃったけど。アーハッハ。
↑で、勝った方は「うるさい! 落ちたところは見ていないな」と言っていたんだろうね。
・ハムスターその1:私の回し車から出ていけ!
ハムスターその2:みんなの回し車のこと?
ソビエト連邦国家、演奏開始
↑どのみち「ロシアン」だしね。
・つまり、ランナーズハイになる人はハムスターの生まれ変わりだったのか。
コメント引用元:YouTube