不思議な生き物に遭遇した時、警戒する反面、好奇心を押さえ切れない衝動に駆られるのは人間だけではないようです。今回は、イギリスの公共放送局BBCの人気企画「スパイ・イン・ザ・ワイルド(Spy In The Wild)」からの最新動画、野生ゴリラとロボットゴリラの優しいやり取りを捉えたエピソードをご紹介します。
このシリーズでは、動物の動きを模倣する「アニマトロニクス」と呼ばれる技術を駆使して作製したロボットにカメラを搭載し「スパイ生物」として野生に放ちます。動物たちの生態を捉えた貴重な映像資料が残せる試みとして価値があるだけでなく、そのリアルな反応が楽しめる面白動画に仕上がっています。
ナレーションは、『ドクター・フー』『グッド・オーメンズ』などのテレビドラマで人気のデイヴィッド・テナントが担当しています。その優しい声にも注意しつつ、ご覧ください!
Robot spy gorilla infiltrates a wild gorilla troop 🕵️🦍
弱すぎるスパイゴリラに赤ちゃんゴリラがびっくり
ウガンダのブウィンディ原生国立公園で暮らすゴリラの群れの前に突然現れたのは、眼にカメラを仕込まれ、毛並みがぬいぐるみっぽいところがちょっと怪しいロボットのスパイゴリラ。
平和な森の秩序を守るため、シルバーバックと呼ばれる群れのリーダー(上画像左の背中が白くなっているゴリラ)は、自分たちがこの珍客とどう付き合うかの判断を迫られます。視線を逸らし、シルバーバックに敬意を表するスパイゴリラの迫真の演技にご注目。
相手は小さいし、敵意はなさそうな様子。シルバーバックがスパイゴリラに「居てよし」と判断を下し、一同リラックス。群れとしては、なんとなくこの新入りから一定の距離を保つ事にしたようです。
離れた場所から、一頭の赤ちゃんゴリラが進み出て、スパイゴリラに向かって胸を叩いて見せます。ドラミングと呼ばれるこの行動は、子供がやる場合などは特に「遊ぼうよ」という誘いの意思表示であると言われています。
これに応戦するスパイゴリラのドラミング。ちょっと弱々しいぞ。近寄ってくる気配もないし、ちょっと鈍臭く見えるスパイゴリラに気を遣ったのでしょうか、優しい赤ちゃんゴリラは自分からスパイゴリラを迎えに行きます。
結果、まんまとおびき寄せられる格好に。
「ほら、木にもたれてないでこっちにおいでよ」とばかりに赤ちゃんゴリラが支えを外すと、おっと!無抵抗に倒れてしまうスパイゴリラ。その目に映る空がぐるりと一回転してしまいます。
「あ〜あ、やっちゃった」
弱すぎるスパイゴリラ!
しかし、「彼はこれで死んでしまったわけではありません」と、ナレーションのテナント氏も言っていますので、更なる冒険の続きを楽しみにしていましょうね。
そのうちバージョンアップした姿を見せてくれるかもしれません(笑)
海外の人々の反応を見てみましょう!
・エイリアンが人間に対して同じことした可能性って、考えられないかしら?
↑ザッカーバーグはどこから来たと思ってるんだい。
・スパイロボたちは野生の生き物を決して馬鹿にしたりしないところが好き。ただ混乱させてるよね。
・ボス : 坊主、その目は一体どうしちまったんだ?
・ゴリラの「うわっ」ってリアクションが人間みたい。
・私の脳 : 疲れました。寝たいです。 YouTube : ゴリラのスパイ見る? 私の脳 : ちょっと、それ詳しく……。
・やんちゃな子供ゴリラは、自分が新入りを死なせちゃったと思っただろうね、ははは。
・幼いゴリラがうっかりロボットを倒しちゃったと思って慌ててる反応が大好き!本気で申し訳なさそう。
・動物を模した動きの技術は以前に比べてすごく進歩してるね。
・なんでもうちょっとリアルな毛皮にしなかったのか、テディベアみたいに見える。
・ゴリラA : ボス、こりゃ偽物ですぜ、騙されちゃだめだ。 シルバーバック : わかってる。だが、これをぶっ壊したりしたら…アホ人間は、もう二度とタダでおもちゃをよこさなくなる。 ゴリラA : そうか、いただいておこう。うちの娘も新しい人形を欲しがってらぁ。 ゴリラ娘 : やったぁ!
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